大阪市中央区にある少彦名神社(すくなひこな じんじゃ)。日本医薬総鎮守、薬の神として、病気平癒・健康成就を祈る人が多く訪れている神社です。この少彦名神社で毎年11月22、23日に行われているお祭りがあります。神農祭(しんのうさい)です!
2020年は、新型コロナウイルスへの予防対策として、入場制限や露店の出店は無しと言う異例の方式でお祭りが行われていました。ですが境内へ入ると、そこには例年と変わらぬ活気があります!
社殿の中では舞の奉納がされていました。疫病退散につながってほしいですね!
このお祭りで欠かせないのが、神農さんの神虎と呼ばれる笹の縁起物!虎の張り子がついた五葉笹を参拝客が次々に買い求めていきます。縁起物が売れると、健康むすめと呼ばれる巫女さんが鈴を振って家内安全・無病息災を祈念してくれます!
少彦名神社の神農祭へやってきました!入場制限などは施されつつも、このお祭りの雰囲気はいいですね!
正月のえべっさんのように、健康むすめが笹を渡していました! pic.twitter.com/LRfD1tfhm8— 高橋佑馬@お祭りライター (@yuma_walking) November 23, 2020
神虎はかわいい顔をしていました!
また神農祭限定絵柄の御朱印も用意されています。ぜひチェックしてみてください!
神農祭はもともと1822年(文政5年)に、コレラが大阪で流行った時に薬種仲間がはじめたお祭りと言われています。そんな歴史もあり、地元で大切にされてきたお祭りのようです。また大阪で有名なお祭りに「十日戎(えべっさん)」がありますが、あちらがお正月のお祭りなら神農祭は年末のお祭り。そのため「とめの祭」とも別名で呼ばれ、愛着を持たれているお祭りとのこと。大阪の一年を締めくくる、2020年は特にご利益にあずかりたいお祭りでした。