修験道の聖地ともいわれる山形県の出羽三山神社。ここで毎年行われている年越しの伝統行事「松例祭(しょうれいさい)」をご存じでしょうか。
神社の門前町から選ばれし2人が、9月から100日間にもわたる修行を行い、どちらが神意にかなったかをいくつもの神事で競い合うという独特な行事です。また、クライマックスでは若者たちが火のついた大松明の綱を全速力で引き、焼き払うという勇壮で豪快な火のお祭りでもあります。
今回はこの「大松明引き」が国の重要無形民俗文化財にもなっている「松例祭」についてご紹介します。
松例祭の解説の前に、その舞台となる出羽三山神社とはどんな場所なのかご紹介しましょう。
この投稿をInstagramで見る ...