七夕飾りや短冊の由来は?
だいぶ理解できてきましたが、ここまでくれば七夕まつりに欠かせない飾りや短冊についても知りたいところ。ということでさらに児童書コーナーを探したところ、なんと紙しばいコーナーにて重要書類を発見!タイトルは「なぜ、七夕にささかざりをするの?(童心社)」
内容は前述の「21世紀こども百科」と似ていますが、こちらはさらに小さいこども向けなので、絵で表現されていて分かりやすい。読み進めていくと、平安時代の貴族や江戸時代の庶民を描いた絵と共に、七夕飾りについての説明が登場したので、一部を抜粋。
人々は「織りひめさまのように、はた織りやおさいほうが上手になりますように」「織りひめさまのように願い事が叶いますように」と、野菜やくだものをそなえて、おまつりをするようになりました。やがて、いつしか人々は「上手に字が書けますように」「織りひめさまのように願い事が叶いますように」と、ささや たけに五つのいろのたんざくをかざるようになりました。
出典:なぜ、七夕にささかざりをするの?(童心社)
この紙しばいでは、貴族たちが短歌を書くための短冊に願い事を書いたことが大元で、時代が流れるにつれて形を変え、江戸時代には詩歌や手習いの上達を願うようになったという感じで説明されていました。
短冊の五色は中国から伝わった陰陽五行説に由来しているそうで、願い事の内容によって色を決めればより叶いやすくかもしれません。
竹に飾るのは丈夫で不思議な力を持つとされることからだそうで、それぞれにちゃんと意味があるんですね。
七夕まつりの飾りもこれらを意識して見てみるとより楽しめそうです。
時代と共に進化していった風習も、流行を取り入れた七夕飾りに繋がっているのかもしれませんね。
オマツリジャパンでは七夕飾りの意味や種類に加えて、折り方も解説しています。ぜひ↓の記事もご覧ください。
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