七夕と聞くと有名な仙台の七夕まつりを思い浮かべる方も多いかと思いますが、実は規模も催しも様々な七夕まつりが全国各地で行われていることをご存じでしょうか?都内でも、大迫力の巨大な飾りや少し変わった短冊に願いをかけたり、縁日や限定御朱印の頒布が行われるなど、個性あふれる七夕まつりが各所で開催されています。
そこでこの記事では、都内で開催される七夕まつりを5か所ご紹介。2022年の今年は祭りを開催する所もグッと増え、夏を感じられる機会が増えそうです!過去の現地レポートをまじえつつ今年のお祭り開催情報もお伝えしますので、ぜひお気軽に足を運んでみてください。
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御神木の藤棚の下で縁日も!イベント満載の「国領夏まつり」
調布市にある國領神社では、御神木「千年乃藤」が毎年4月中旬から5月初旬にかけて見事に咲き誇り、境内が甘い香りで満たされます。この時期は青々とした葉で覆われている藤棚の木陰で行われるのが、昨年から七夕の時期に合わせて始まった「国領夏まつり」です。
まつりでは、短冊に願いを書いて笹竹に飾れるほか、かき氷やラムネの出店、縁日では人気のヨーヨー釣りや射的、ステージイベントに参道のライトアップなど催しものが盛りだくさん。この時期の神社は、6月末に「夏越の大祓」で茅の輪をくぐって今年前半の災厄を祓い、7月1日からは残り半年の息災と開運を祈る「夏詣」の季節ですが、茅の輪くぐりを7月16日まで設置しているので一度でどちらのお参りもかないますよ。
国領夏まつりは、今年2022年も7月2日~7月3日の2日間の開催です。夏詣の御朱印や、好評だった飛び出す藤の御朱印の期間限定頒布も予定されていますので見逃せませんね。詳しい情報は公式ページにてご確認ください。
東京を代表する七夕まつりは超地元密着型!「阿佐谷七夕まつり」
第一回開催は昭和29年(1954年)。何と70年近くも歴史を積み上げてきたのが「阿佐谷七夕まつり」です。JR中央総武線・阿佐ヶ谷駅の南口にあるパールセンター商店街を中心に、旧暦の七夕にあわせて例年8月初旬に開催されます。
商店街の方々が、世相を反映したり個性を炸裂させたりして製作した巨大な張り子(張りぼて)約100体が、ぎっしりと天井から吊るされたアーケード内の光景は圧巻のひと言。その他にも金魚すくいや軽飲食の販売などもあり、買い物客と見学客で毎回賑わいます。
しかし、2022年の開催は新型コロナウイルスの影響により、残念ながら2年連続の中止が決定してしまいました。公式ページで過去の傑作を写真で楽しみながら、来年の開催を待ちましょう!
願い事をてるてる坊主に託す田無神社の「七夕てるてるトンネル」
東京都西東京市にある田無神社では、Instagramでも大人気で全国から参拝者が訪れるフォトジェニックな七夕まつりを開催中です。その名も「七夕てるてるトンネル」。カラフルなてるてる坊主に願い事を書いた短冊をつけ、境内のトンネルに飾ります。
てるてる短冊は、田無神社に祀られている神様「五龍神」にちなんで、ピンク・グレー・白・黄色・水色の5色のほか、緑と黒の市松模様なども用意されています。神社へは西武線新宿線の田無駅から6分ほど。駐車場もありますので車でのアクセスもOKです。
2022年は6月18日〜7月18日までトンネルが設置されています。詳しい情報は公式ページにてご確認ください。
東京タワーの夜景とのコラボにもうっとり!「天の川イルミネーション」
東京のシンボルとして根強い人気を誇る東京タワーでは、例年6月~9月にかけて「東京タワー天の川イルミネーション」が開催されます。織姫と彦星のロマンチックな七夕の伝説をテーマに、無数のLEDライトで満天の星空や天の川が描かれ、ときおり流れ星が勢いよく交差する演出は実際の夜空を見ているかのようです。
夜が近づくと、窓ガラスに映り込んだ光がリアルな夜景に溶け込んで見えるのも面白いポイント。東京上空に本物の天の川が現れたような光景に、思わず引き込まれ見とれてしまいます。
2022年は6月17日~9月4日まで開催中!7月4日~8月16日の期間は、Nissy(西島 隆弘)さんの新曲「I Need You」とのスペシャルコラボが決定し、21,000個のLED電球が楽曲に合わせて定期的にカラーチェンジする特別演出が楽しめます。イルミネーションの点灯時間は9:30〜22:00(土曜は22:30まで)となっていますが、東京タワーの営業時間に応じて変動するので公式ページにてご確認ください。
かわいい限定御朱印も魅力!亀有香取神社の「七夕祭」
「こち亀」の舞台、葛飾区亀有に鎮座する亀有香取神社では、7月7日の七夕当日に「七夕祭」を開催!7月1日から境内に笹竹が設置され、飾り付けたみんなの願い事が叶うよう、神職が7月7日にお祓いをしていただけますす。
そして、注目なのがこの時期限定の「七夕御朱印」。織姫になった亀さんと彦星になった亀さんがかわいらしいイラストで描かれており、両方を並べると天の側をはさんで向かい合うデザインになっています。お参りの後は境内に併設されたカフェで一息入れて涼んだり、周辺の商店街で街ブラを楽しむこともできますよ。
七夕限定の御朱印は6月18日から頒布が始まっており、7月1日からは短冊の頒布も行われます。御朱印のほか、御守り・絵馬などの授与品をいただいた方や祈願を受けた方は無料で短冊がいただけますが、 持参した短冊や七夕飾りも自由に結べるとのこと!詳しい情報は公式ページにてご確認ください。