中秋の名月や十五夜といったら何を思い浮かべますか?筆者が真っ先に浮かんだのは月見だんご!まさに色気より食い気… ところで月見だんごといえば、丸い形をイメージする方が多いと思いますが、関西の月見だんごはちょっと違うようです。こちらの記事では、鶴屋吉信で見つけた“関西タイプ”の月見だんごと、この時期に期間限定で販売されている「生菓子 月兎」を実食したので感想をお届けします。
関西の月見だんごって?
月見だんごといえば、丸いだんごが、ピラミッド型に積まれているものをイメージする人が多いのではないでしょうか。実はこの月見だんご、全国共通ではないんです!丸いだんごは関東でよくみられる形で、関西の月見だんごは、楕円形のだんごにあんこが巻いてあるのが特徴。ちなみに静岡の月見だんごはどちらにも属さず、上が少しへこんだ形です。へそもちと呼ばれているようです。
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さて、今回実食する関西の月見だんごの由来には諸説あり、平安時代のお供えの主流であった里芋をイメージしているという説、雲がかかった月を表しているという説、どちらも「なるほど!」と納得しました。
この楕円形の形をしただんごの側面をあんこで包み、関西の月見だんごが完成!
ひと手間かかった関西の月見だんご、美味しさはもちろん可愛らしいビジュアルで、関西以外でもジワジワ話題になっているようです。
今回は、200年超の伝統を誇る老舗の京菓匠「鶴屋吉信」で期間限定で販売している関西の月見だんごを実食してみたいと思います!
3日限定!鶴屋吉信の関西の月見だんごを食べたみた!味は?
鶴屋吉信の月見だんごは、楕円形のだんごにこしあんをかぶせた京都ならではの「月見だんご」です。9月8日~10日の3日間だけの限定販売となっています。
つるっとした白いだんごに、しっとりとしたこしあんがとても上品で、さすが京都の老舗和菓子屋さんが作った月見だんご!食べる前から味を想像することのできる完璧な見た目です。
肝心のお味は…?オマツリジャパンメンバーの感想はこちら!
「お団子はとってもモチモチしていて、食べ応えも十分。かんでいるうちにほんのりとした甘みも感じられます。あんこは、滑らかなこしあんで甘すぎず、お団子とベストマッチです!」
「だんごはしっとりやわらかで、もちもち感は若干控えめな印象で、口の中で消えていくような新しい感覚です。きめ細かで優しい甘さのこしあんは、さすが鶴屋吉信!だんごとこしあん、それぞれがお互いに味を引き立てていて食べ飽きない味。何個でも食べることができそうです」
販売期間: 9月8日、9日、10日 ※3日間限定
お取扱い店舗: 本店、直営店、百貨店
可愛くて食べれない!?生菓子 月兎の味は?
お月見にちなんだという満月のようにふっくらと丸い饅頭、ここにうさぎの耳を見立て焼印を入れ、赤い目をそえ、完成したのが白うさぎのすがたを表した「月兎」です。
上品な白い饅頭は、上質なつくね芋を用いた薯蕷饅頭(じょうよまんじゅう)で、中にはこしあんが入っています。
肝心のお味は…?オマツリジャパンメンバーの感想はこちら!
「かわいすぎて食べるのがもったいない!月で跳ねていそうなうさぎです。
皮はふっくらやわらかく、あんこはしっとり。1個といわず2個、3個と食べられそうな美味しいおまんじゅうでした!」
「まんじゅうは、しっとり目が詰まっていながらもふっくらしていて不思議な食感。あんこは甘すぎず優しい味わい。大人はもちろん子どもにもオススメな和菓子です!」
販売期間: 9月1日~9月15日(十三夜期間 10月1日~10月15日も販売)
お取扱い店舗: 生菓子お取扱い店舗 ※WEB不可
価格: 1個 486円
中秋の名月を楽しむなら京都の観月祭がオススメ!
夜空に輝く中秋の名月を愛でる行事「観月祭」。京都の各寺社では、十五夜に合わせて9月10日(土)に観月祭が開催されます。風流で趣のある観月祭は京都ならではです。
厳かな雰囲気の神事の前後には、神楽や和太鼓演奏・舞楽などが奉納されることも多く、お月見をまた違う感じで楽しむことができます。お茶会があったり、舟の上で月を眺めたり、京都の秋の夜空を存分に楽しむことができるでしょう。
マツログでは2022年に京都で開催される観月祭をご紹介した記事がありますので、気になる方はチェックしてみてください。
お住まいの地域の天気はいかがですか?東京は快晴で気持ちの良い秋空が広がっています。今宵は雲のない空に浮かぶ満月を見ることができるといいですね!