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有松絞りはなぜ農業不適の不便な土地で育まれた?「有松絞りまつり」で絞りの物語に触れる

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愛知県名古屋市の有松町・鳴海町地域で生まれた有松・鳴海絞りには、400年以上もの歴史がある。日本を代表する伝統工芸品の一つだ。布をくくって染める技法は、100種類を超える模様を生み、絞り染めの伝統工芸の中でも群を抜く。そしてこの有松絞りの魅力は歴史ある街並み、有松と切り離すことはできない。

毎年6月の第一土曜・日曜に開催している「有松絞りまつり」。今年2023年の日程は、6月3日・4日だ。「有松絞りまつり」では、この地域に今も生き続ける有松絞りを発見できる。有松絞りまつり実行委員会・広報の浅野さんから伺ったのは、有松絞りの長い歴史やお祭りへの想い。独自の絞りを育んだ土地へと、読者も自然と思いを馳せてしまうのではないだろうか。

歴史ある街並みへの思いが「有松絞りまつり」を生んだ

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