日本には30万以上もの祭りがあると言われている。世界でも類をみない祭りの国・日本。
しかし、少子高齢化による祭りの担い手不足を引き金に、産業衰退や人間関係の希薄化による資金の不足、マンネリ化などを理由に、受継がれてきた祭りを維持できず途絶えてしまう祭りも多い。
僕たちは今まさにこれからの祭りのあり方について考えるべきときなのだろう。
多くの祭りが課題を抱える現代にあって、課題に立ち向かうヒントを与えてくれる祭りを紹介していく本連載。
今回は、熊本県八代市で開催される「八代妙見祭」の事例を紹介したい。
八代妙見祭では、「後継者の育成」に関して先進的な取組みを行っている。
祭りの後継者(担い手)の育成。これは現代 ...