「ホーリャーイ!ホーリャーイ!」トコトントントン・・・
12月2日、秩父夜祭の宵宮の日。お祭りが開催される秩父の中心地に向かうにつれ、遠くから聞こえて来るお囃子の声と太鼓や笛の音。屋台はどこだ?と、まだ人の少ない市街地を歩きながら辺りを見渡す。お祭り好きの方でしたらこの時点でワクワクが始まっている事でしょう。
秩父夜祭は京都の祇園祭、そして飛騨の高山祭と並び、日本三大曳山祭りの一つに数えられる、長い歴史をもつ盛大なお祭りです。お祭りのクライマックスは本宮(12月3日)の夜、御旅所に華やかな屋台や笠鉾が並び、冬の大空に打ち上げられる花火とのコラボレーションが有名で、毎年多くの見物客で街が埋め尽くされます。有料の観覧席もありますが、申し込みが多く抽選で当たらないと手に入れる事が出来ない程 ...