どんよりした梅雨が明ければ、多くの人で賑わいを見せる縁日が各地域で開催されます。
この日ばかりは、石畳の神社や交通量の多い道が屋台で埋め尽くされます。
屋台の方の元気な声や、屋台の前で食べ物を見つめる子供の姿を見て聞いているだけで、不思議と気分も上がってきますよね。
ゲーム屋台や食べ物屋台が並ぶ縁日ですが、お祭りと違いがあることはご存知ですか?
実は、縁日とお祭りとでは似たようで意味合いが全く異なるのです。
この記事では、縁日の意味や歴史、お祭りとの違いを解説します。
さらに、縁日で楽しめる屋台20選をご紹介!ぜひご覧ください。
今年も縁日気分を楽しみたい方に!
オマツリジャパンでは、お祭り縁日プランとお祭り屋台プランの2種類のプランで手軽にお祭りセットを販売中です。お祭り縁日プランには射的やスーパーボールすくい・輪投げなど、縁日気分を楽しめるアイテムが盛りだくさん!この夏にお祭りに行くことができなくても、自宅でお祭りの雰囲気を手軽に味わってみてはいかがでしょうか。
お祭り縁日プラン(デラックス)
https://omatsurishop.thebase.in/items/47055613
お祭り縁日プラン(ノーマル)
https://omatsurishop.thebase.in/items/46495409
縁日とは
夏と言えば縁日です。縁日はその名の通り「神仏に縁を結ぶ日」であり、この日に参詣すれば、いつも以上のご利益があるとされています。縁日に屋台が並ぶ理由は、参拝・参詣を行う人たちのためと言われています。
仏教のイベントだった縁日ですが、派手なことを好む江戸人が楽しんだり商売をしたりしたことで、縁日は楽しむイベントへと変わりました。
では、お祭りとは何が違うのでしょうか?
その一つはとり行う目的です。
縁日は神様や仏様と縁を結ぶ日ですが、お祭りは「神仏をまつる儀式・行事」と定義されています。
五穀豊穣を願ったり、祝ったりするのがお祭りです。
縁日は神仏との結びつきが強く、神社仏閣の境内に屋台が並んでいるのが一般的です。
一方で、お祭りは神仏と関係があるものは神社仏閣で行われますが、花火大会や川辺で開催されることもあります。
また、縁日は神仏に由緒ある日に催されるため、夏の季節だけでなく毎月開催されていることが多いです。
縁日とお祭りには「目的」「場所」「日にち」と違いがあるのです。
ここからは、縁日の定番屋台からご当地の珍しい屋台まで、老若男女楽しめる屋台を20種類紹介します。
屋台グルメ10選!
りんご飴
りんご飴は言わずと知れた屋台の定番です。水飴でコーティングされたりんご飴がズラリと並んだ光景は圧巻です。
大きすぎて上手に食べられないのもよくありますが、それも良い想い出になるかもしれません。
あんず飴
氷の上に割り箸が刺さった果物が敷き詰められ、モナカの皮に乗せて提供してくれるのがあんず飴です。
あんずと言っても、スモモやみかん、パイナップルなど、あんず飴の種類は豊富です。
あんず飴と言えば、お店の方とのじゃんけん対決も有名です。
買ったら2本おまけ、負けても1本サービスなど、懐の深さを感じる親しみやすい屋台というイメージがあるでしょう。
いちご飴
りんご飴やあんず飴に次いで、屋台スイーツの地位を確立し始めたいちご飴。
いちご飴は一つひとつのサイズが小ぶりで食べやすく、お子さまにも喜ばれます。
また、見た目がとってもキュートなので浴衣とのコラボで映え写真が撮れちゃいます。
チョコバナナ
チョコレートでコーティングされたカラフルなチョコバナナたちは、一本食べただけでもお腹いっぱいになるボリューム感があります。コアラのマーチがちょこんと乗ったものや、カラフルなスプレーがトッピングされたチョコバナナは縁日屋台の人気メニューです。
ベビーカステラ
一口サイズで一度食べ始めたら止まらない!という方も多いのではないでしょうか?
ベビーカステラはふわふわの食感で腹持ちも良く、一袋を買ってみんなでシェアして楽しむこともできます。
ドラえもんやキティちゃんなど、キャラクターデザインのベビーカステラはお子さん人気No.1です。
たこ焼き
たこ焼きはどの世代にも愛される、縁日の人気No.1屋台メニューと言っても過言ではありません。
香ばしいソースとかつおぶしの香りに吸い込まれるように、たこ焼き屋台に足を運ぶ方も少なくないでしょう。
一つの縁日会場でいくつものたこ焼き屋台があり、焼き加減やこだわりに違いがあるので食べ比べて楽しむことができます。
かき氷
暑い季節につい食べたくなるのがかき氷です。
かき氷と言えば、いちご、メロン、カルピス、レモン、ブルーハワイなどのシロップが代表的ですが、最近では抹茶やコーヒー、紅茶など、各屋台で珍しいフレーバーが売られています。
また、中には屋台でも果肉入りやエスプーマかき氷など、リッチなかき氷が販売されていることも。
じゃがバター
皮がちょっぴり残され、ホクホクに茹でられたじゃがバターは絶品です。
腹持ちもよくて、とってもボリューミー。醤油・バター・コーン・チェダーチーズ・塩など、トッピングが選べる屋台もあります。
イカ焼き
甘じょっぱいタレの香ばしい香りに、プリプリ食感で人気のイカ焼きは、縁日でのお酒のお供にも大人気。
部位によって食感が変わるので、飽きずに最後まで美味しくいただけます。
焼きとうもろこし
鼻の奥まで抜けるような香ばしさが特徴の焼きとうもろこし。
醤油ダレを含ませたハケで表面を塗り、黒く焼き目が付くまでしっかりと焼きあげられた焼きトウモロコシは至極の一品です。
ゲーム屋台5選!!
射的
屋台の風物詩と言えば、射的です。手と足を精一杯伸ばして景品を射抜こうとする光景が目に浮かぶ方も少なくないでしょう。
景品は、小さなお菓子から、高額のテレビゲームまで、屋台によって景品が違うので射的屋台巡りも楽しめます。
金魚すくい
日本のお祭りや屋台にはつきものの金魚すくい。小さなプールに大量の金魚が泳いでいる姿は目にも涼し気ですよね。
制限時間の中、ポイが破れないように慎重に水に潜らせて、角度をつけて一気にボールの中へ移します。
一匹も釣れなくても、袋に入った金魚を渡してくれることもあります。
スーパーボールすくい
細長い楕円形のプールに大量のスーパーボール。カラフルなものから、キャラクターものまでポイが破れるまで好きなだけ取ることができます。子供に大人気の屋台です。
ヨーヨー釣り
コヨリ紙でできたつり道具を使って、水が入った色とりどりのヨーヨーを引き上げるヨーヨー釣り。
こよりが切れたらゲームオーバーです。プロ級の人は、屋台の店主から個数制限される場合も?!
型抜き
型抜きは、絵模様が入ったピンク色の型をピンで削って絵模様の形を作る、戦後に生まれた遊びです。神経を研ぎ澄ましてちくちく削っていっても、とっても繊細な型は非常に割れやすいものです。型抜きの原材料は、デンプンや砂糖でできているので食べることもできます。
夏祭りといえばかたぬきだよね!?
かたぬき知らない梅○とかいうおじさんがいるんだけど!? pic.twitter.com/VRelsPiqTZ— おちびちゃん★ (@SuperParipiTime) July 5, 2020
ご当地屋台5選!
はしまき
はしまきは、大阪よりも西日本を中心に屋台で販売されている食べ物です。お好み焼きをくるくると箸で巻いた、ボリューミーだけど食べ歩きもしやすいご当地名物メニューです。
たまごせんべい
たまごせんべい、略して「たません」は、主に名古屋の縁日屋台で売られています。わらじ型のえびせんの上に目玉焼き、ソース、天かす、マヨネーズが乗ったB級グルメです。
サメ釣り
関西では昔からあるポピュラーな屋台です。水槽の中に入っているサメの模型を釣り針で釣ります。
サメの口のなかから番号が書かれた紙が出てきて、その番号の景品がもらえるおみくじ屋台です。
みそポテト
みそポテトは、埼玉県の秩父地方の縁日屋台で販売されているソウルフードです。ふかしたじゃがいもを天ぷらにして、甘めの味噌ダレをかけた味噌ポテトは、秩父地域独自の文化から生まれたB級グルメとしてメディアにも取り上げられています。
縁日では、子供から大人まで、食べ歩きやビールのお供として人気のメニューです。
ババヘラアイス
ババヘラアイスは秋田県のご当地アイスです。「ババ(=おばあちゃん)がヘラを使って盛り付けるアイス」というところから、ババヘラアイスと名付けられました。ピンク色のイチゴ味と、黄色のバナナ味・レモン味をコーンの上に乗せてバラの形に成形します。さっぱりとした味とシャリシャリ食感のババヘラアイスを求めて、多くの人が県内外から縁日屋台を訪れます。
まとめ
縁日は日本人にとって素晴らしい文化です。盛り上がる縁日屋台の裏では、由緒正しき歴史があったんですね。
地元の人気の屋台グルメだけでなく、珍しい屋台を目当てに地方の縁日に足を運んでみてはいかがでしょうか?