帰ってきたふるさと祭り
全国のお祭り、ふるさとの味が大集合する祭典「ふるさと祭り東京」が、3年ぶりに東京ドームに帰ってきました!1月13日から22日にかけて開催中で、北海道から沖縄まで全国のご当地の味を楽しめるのはもちろん、毎日入れ替わりで日本中のお祭りが披露されるのも魅力のイベントです。久しぶりの開催と言うこともあり一層盛り上がりを見せる今年のふるさと祭り東京ですが、初日の昨日に潜入してきましたので、その一部始終をご紹介していきます!
桐生八木節まつりが盛り上げる
次々に全国のお祭りが披露されていくふるさと祭りですが、東京ドーム内には”お祭りひろば”とふるさとステージ”の2つの披露ステージが用意されています。メインステージとなるのはお祭りひろばで、初日に行われたお祭りの中から厳選3選の様子をお伝えしていきます!
はじめにご紹介するのはお祭り好きにはお馴染み、群馬県から参加の「桐生八木節まつり」です!桐生八木節まつりはその名の通り群馬県桐生市で行われているお祭りで、毎年8月第一金曜日からの三日間で開催されています。お祭りの期間中はお神輿の渡御や鉾・屋台の巡行が行われるのはもちろん、市内各所に櫓が組まれ、その周りで八木節に合わせて踊りがされるのが特徴的です。その踊りが、東京ドームのステージでも披露されています!
群馬県と栃木県の両毛を中心に全国で愛される八木節ですが、お囃子の音と合わせて口説節が高らかに歌い上げられるのがユニークです!
3年ぶりの「ふるさと祭り」が、本日から東京ドームではじまりました!
待ちに待った祭りの祭典。メインステージでは桐生八木節の披露が行われています! pic.twitter.com/mYX432arYu— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) January 13, 2023
軽やかに繰り広げられるお囃子も生演奏で味がありますね。
踊り手の皆さんは、傘を手に持ち華やかに踊ります!
メインステージの端にはねぶたも飾られているんですよ。
女性の方も口説節を披露します!
続いては和傘を持って踊り手の皆さんが登場してきました。くるくる回してお見事です!
桐生八木節、傘を回しての踊りが見事ですね!#ふるさと祭り #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/Yh7h3rYbaN
— 高橋佑馬|お祭りライター (@yuma_walking) January 13, 2023
和傘を肩に乗せての踊りも。
お祭りひろばの前をはじめ、観客席の一部が解放され座りながらお祭りやグルメを楽しむこともできます。観客席から見た八木節はこんな感じでした!
お祭りの披露が終わると、各回一般の方も参加ができるふれあいタイムが用意されています。
お囃子の生演奏に合わせて、一緒に八木節を踊れますよ!
最後は大きな輪になって踊られていました!みんなで踊れるのは嬉しいですね。
晴山獅子舞が舞う
お次に登場したのは、青森県十和田市から来た「晴山獅子舞」。晴山獅子舞は9月に十和田市にある桂水大明神神社で行われる例祭の際や、3年に一度集落の家々を周り舞われています。
獅子舞の演舞がはじまる前にまずはお祓いから。舞う皆さまの後は、観客席に向かってもお祓いがされました。
獅子舞は立ち姿で、頭を左右に振らしていました。なんだかかわいらしいですね!
ふるさと祭りのステージでは、十和田市から晴山獅子舞の披露が行われています!#祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/BXW7f2n6fb
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獅子舞に続いては、黒い翁面の方による三番叟(さんばんそう)と言う演目です。
カラフルな衣服に身を包み繰り出される舞は、勇壮で見応えがあります!
アグレッシブに三番叟が披露されています!#十和田 #晴山獅子舞 #ふるさと祭り #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/HGfFBKrcVM
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終演の際には会場へ向けての一例もありました。美しい光景です。
さあ、ここからはふれあいタイム。獅子に噛みつかれて、ご利益を授かりたいですね!
艶やかに進む弘前ねぷた
最後にご紹介するお祭りは「弘前ねぷた」!青森県弘前市で毎年8月1日から7日まで開催されている夏祭りで、武者絵の描かれた約80台ものねぷたが弘前城下町を練り歩く姿で知られています。そのねぷたが東京ドームにも明かりを灯して登場しました!
ねぷたのお隣にあるのは、津軽情っ張り大太鼓。なんと直径が3.3mもあり巨大です。こちらが叩かれながら、ねぷたを先導して進みます!
叩かれた大太鼓はすごい振動と迫力です。これは気持ちが高なります!
津軽情っ張り大太鼓が、ふるさと祭りステージを練り歩く!直径は3.3mもあるそうで、めちゃくちゃでかい!#祭り #ふるさと祭り pic.twitter.com/SMKqn95wWq
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さあ、ねぷたも続きますよ。武者絵が見事で迫ってくるものがあります!
下部の開きと呼ばれる部分には牡丹が描かれ美しいですね。
裏側の中心部は見送り絵と呼ばれ、女性が描かれます。通り過ぎるねぷたから、艶やかに見送ってもらえるのもポイントです。
ねぷたが間近へと迫ってきました!武者に見下ろされます。
その前では声を上げながらねぷたを運行する皆様の姿が。「ヤーヤドー」と言う特緒的な掛け声が、東京ドームに響き渡っていました!
弘前ねぷたも華やかに練り歩いています!この雰囲気は最高ですね!#ふるさと祭り #祭り #オマツリジャパン pic.twitter.com/DTuNNyxyey
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ねぷたの運行が終わると、こちらもふれあいタイムへ。たくさんの方が間近でねぷたと大太鼓を見ようと来ていましたよ。
なんと津軽情っ張り大太鼓を叩くこともできるんです!お囃子が生演奏される中に合わせて叩け、その感触や音は思い出になるのではないでしょうか。
目の前で見られるねぷたはあっという間にフォトスポットに。これはカメラで撮りたくなっちゃいますよね!
ご当地キャラとも交流できる
全国の自治体からの参加があるふるさと祭りですが、各地にはゆるキャラをはじめとしたご当地キャラが存在。そのキャラクターが毎日入れ替わりで登場し、こちらもふれあいタイムが用意されているんです!その中で大漁豊作旗を振っていたのは、ふるさと祭りのオフィシャルキャラクター、”たいりょうほうさくクン”です。
思わず写真を撮りたくなるこちらのキャラクターは、愛媛県新居浜市から来た”新居浜まちゅり”。太鼓祭りが有名な土地ですが、お腹の太鼓がかわいらしいですね。
グーをくれたこちらは福井市の”福いいネ!くん”。その後ろにいるのは福井県のマスコットキャラクターの”はぴりゅう”です。
キャラクターにはこのように順番で近づくことができますよ。近くで会いに行けるのは嬉しいですね!
毎日来るキャラクターが変わりますので、詳しくはふるさと祭りホームページをチェックください!
ご当地グルメも醍醐味
お祭りを見た後に欠かせないのは、やっぱりグルメですよね。お祭り会場の露店さながらに、たくさんの飲食物販店が並ぶふるさと祭り。しかも全国のご当地グルメが並ぶとなると、食べない訳にはいきません!
北海道から沖縄まで日本中のグルメが揃っていますが、まずは南の九州からご紹介。大分県の郷土料理「りゅうきゅう」を載せた「りゅうきゅう丼」です!りゅうきゅうは大分で漁れる鮮魚を漬けにしたものですが、それをご飯に載せたらおいしいのは間違いない。今回は真鯛を使用したりゅうきゅうとなり、半熟卵を絡めて味変して楽しめるのも嬉しいポイントでした!
お次は九州から本州に渡り、山口県下関市から「ふぐつみれ汁」です!海の旨味の溶け込んだ澄んだスープに、ふぐのおいしさの詰まったつみれが浮かべられています。つみれは噛めば噛むほどふぐの甘みが口に広がっていき美味。寒い時期にはたまらない一杯でした!
続いては東へと進み「静岡おでん」です!横丁に連なるおでん屋さんの風景が知られる静岡ですが、海の幸も盛んと言うことで練り物がおいしい。特徴的なだし粉に味噌を合わせれば、現地へ行った気分にもなれますね!
東海道を抜け関東に入り、今度は群馬県へ。群馬県は小麦の生産の盛んな地域ですが、そのためかうどんの名店も多くあります。その中でも特徴的なのが、幅広のうどんを使用した「鬼ひも川」。ふるさと祭りでは館林市で1894年(明治27年)に創業された老舗の花山うどんさんが提供されていました!ツルモチっとした幅の広いうどんは絶品。脂の甘みを感じられる上州麦豚と合わせて食べれば、あっという間に一杯食べ終わってしまいました。
ここからは串シリーズをご紹介。ご当地ブランド牛や牛タン串をはじめ、タコ足一本や鮎の塩焼きまでワンハンドで楽しめる串が並ぶのもチェックポイントなふるさと祭り。その中で良い香りを放っていたのがこちらの青森県八戸市の「焼き鯖串」です!噛むとジュワッと広がる鯖の旨み。脂がおいしいがそのキレも良いと言うたまらない一串でした!
続いては東北勢から二本。山形県から「玉こんにゃく」と宮城県から「ホヤ串」です!両県のソウルフードを串で食べられるのが嬉しいですが、玉こんにゃくはプルプルっとした食感に出汁の味がおいしく、ホヤは五味を味わえるだけでなく炙りまで加わり、いくらでも食べられてしまいそうです!これはお酒も欲しくなっちゃいますね。
と言う期待にも応えてくれるのがふるさと祭りです。全国のお酒がこれでもかと並んでいますので、お酒好きな方はこちらもチェックです!
中には現地でしか本来は飲めないと言う珍しいお酒を持ってきているお店も。また日本酒だけでなくワインやウイスキーと言った洋酒も並んでいました!
ご飯やお酒を楽しんだ後は、デザートも楽しみたいですよね。専門の”ご当地スイーツマルシェ”も用意されているのですが、それ以外にも各お店にスイーツが点在して販売されています。その中から熊本ブースで見つけた「くまモンの人形焼き」をご紹介。ご当地キャラクターとのふれあいタイムも毎日用意されていますが、2010年に誕生し、2011年にゆるキャラグランプリ王者になったくまモンの姿そのままに人形焼きになっていました!つぶあんやカスタード、チーズなど様々な味が楽しめる内容になっていましたので、ぜひ探してみてください。
※くまモンは、17,18日にふるさと祭りへ駆けつける予定とのことです。
全国のお祭り、ふるさとの味が満載のふるさと祭り!1月22日まで東京ドームで開催中ですので、ぜひ来てみてください!