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故郷の踊り歌「エーヨー節」を東京で広めたい。76歳、この道一筋の三味線演奏者が取り組む新たな挑戦

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ふるさとの民謡を、都会で普及させようと活動をしている男性がいます。東京都中野区在住の清水久人(しみず・ひさと)さん、76歳。住まいのある中野区でマンションの大家をしながら、その傍らで趣味の「民謡」に30年以上打ち込んでいます。

三味線の師範の資格を持つ清水さんがいま取り組んでいるのが、長野県の諏訪地方に伝わる盆踊り唄「エーヨー節」の普及です。高校卒業とともに、地元である長野県諏訪郡原村を離れ、長らく東京に暮らす清水さんが、地元の民謡に立ち返ったのはなぜなのか。その理由をうかがいました。

製糸業盛んな諏訪の地で歌い継がれてきた素朴な踊り唄

長野県の諏訪郡に属する原村は、八ヶ岳と諏訪湖の間に広がる八ヶ岳高原に位置します。風光明媚な場所として知られ、2015年には原村の「八ヶ岳の裾野に広 ...

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