飛騨古川の地に伝わる勇壮なお祭り「古川祭」は、春の訪れとともに、毎年4月19.20日の2日間にわたって行われる。今年は新型コロナウイルスの影響もあり、規模を縮小しての開催となってしまったが、普段の祭り気分を一年中味わえる場所がある。それが「飛騨古川まつり会館」だ。実際に使われている屋台などが堂々と展示され、シアターでは実際の躍動感あふれる祭りの映像も見られる。祭りに参加したい、見たいと思っている方にとっては特に、見応えのある展示だろう。実際にこの場所を訪れ、感じたことをレポートする。
約400年の歴史があると言われ、江戸時代に始まった古川祭。町を見守る形で存在する気多若宮神社の例大祭だ。見所は大きな太鼓を鳴らして練り歩く「起こし太鼓」と ...