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徳川家康と「家康公生誕祭」~なぜ違う?今と昔の徳川家康像~

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岡崎で生まれた徳川家康を祝う「家康公生誕祭」。家康の両親である広忠と於大の方が練り歩きながら「竹千代縁起米」を配る「家康公生誕祝道中」を中心に12月17~18日と24日に開催されます。

2023年の大河ドラマ『どうする家康』を目前に盛り上がること確実。今回はそんな家康の今と昔の違いを歴史家の乃至政彦さんが解説します(全2回)。

光圀のものだった遺訓

水戸光圀像

徳川家康の遺訓のひとつとされる有名な言葉に「人の一生は重荷(おもに)を負ひて遠き道を越行(こえゆく)がごとし」というものがある。

一度聞くと、もう耳から離れない格言であろう。

ここには人は周囲から責任や期待を寄せられて、これを全うするものという人生観が感じ取れる。家康といえば、忍従の人という印象が強く、それでいて最終的には日 ...

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