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石清水八幡宮「桃花祭」と「八幡まちかどひなまつり」

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◆石清水八幡宮の御節会~五節祭の旧儀復興~

羽柴秀吉と明智光秀の天王山の合戦で有名な地・男山に鎮座する石清水八幡宮。
都の裏鬼門を守り、大阪と京都の交通の要所にある石清水八幡宮には、足利尊氏「元結の御教書」、豊臣秀吉奉納「釣灯籠」、織田信長奉納「黄金の樋」などが今もなお残っています。

そんな石清水八幡宮では毎年3月3日の「上巳の節供」に桃花祭が行われます。

川や水辺で禊をすることを「上巳祓/じょうしのはらえ」と言い、奈良時代の貴族たちは庭の小川に流れる盃が自分の前を通り過ぎるまでに和歌を詠む「曲水宴/きょくすいのえん」を行い、草餅と桃のお酒で邪気払いをしていました。

江戸時代以降は「上巳祓」の人形流し(ひとがた)、人形に息を吹きかけることで罪穢れを移し、川や海に流す行事を行っていま ...

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