連日ニュースに取り上げられている新型肺炎・コロナウイルス。日本でもコンサートやイベントなどが次々と中止になっていますが、もうすぐ始まるお花見シーズンを無事迎えられるのか、心配に思っている方も多いと思います。そこで今回は、新型コロナウイルスがお花見に与える影響や感染予防の方法についてご紹介します。
コロナウイルス流行が今年のお花見に与える影響は?
コロナウイルスが猛威をふるっている中、中国人観光客にも人気の「さっぽろ雪まつり」や「河津桜まつり」は予定通り開催されました。とはいえ、来場者数は大幅に減少しています。
2020年2月29日に開催予定だった「越後妻有雪花火(えちごつまありゆきはなび)」は、来場者にマスクの着用や手指のアルコール消毒などを呼びかけた上で、例年通り開催される予定でした。しかし、政府の方針を受けて開催日直前に開催中止となりました。
今年のお花見は開催できたとしても、厳重な感染対策を行なった上で安心して楽しみたいですね。
お花見でのコロナウイルス感染予防法は?
お花見は大勢の人が集まるため、濃厚接触の危険があります。自分自身の予防だけでなく、周囲の人にも不快感や不安を与えないように、しっかりと感染予防対策をしましょう!
まずは手洗い。スプレーやジェルも有効!
新型コロナウイルスは、現時点(2020年3月時点)では、飛沫感染と接触感染の2種類が感染原因と考えられています。飛沫感染は感染者の咳やくしゃみ、つばなどの飛沫によるものです。一方、接触感染は感染者が咳やくしゃみを手で抑えた後に周りの物に触れ、他の人がその物に触れた手で手や口、鼻を触ることによる感染を指します。
手に付着したウイルスが食べ物を介して口に入るという感染経路が非常に多く、入念な手洗いが推奨されています。しかし、お花見などのイベント会場では水道の数も限られ、液体石鹸が常備されていない場合もあるでしょう。そこで役立つのが、携帯用のアルコールスプレーや薬用ハンドジェルです。手指の消毒には消毒用アルコール(70%)、スマホや手すりなどの消毒には次亜塩素酸ナトリウム(0.1%)が有効とされています。
マスクは手作りもできる!
マスクの着用はエチケットだけでなく、手で顔に触れるのを防げるため接触感染の予防にもなります。とはいえ、新型コロナウイルスの大流行によって、どこに行ってもなかなかマスクを買えない状態が続いています。そこでおすすめなのが、自宅にある物で作る「手作りマスク」です!
作り方は以下の通り。簡単なのでぜひ試してみてください。
1. 洗濯した清潔なハンカチと紐を用意する。
2. ハンカチの左右の端を、作りたいマスクの横幅程度に折る。
3. ハンカチの上下を、作りたいマスクの縦幅程度に折る。
4. 上下の折り目の中に紐を通す。
5. 耳にかけられる長さに調節し、紐を結ぶ。
6. 裏返して、できあがり!
飲み物は各自持参!
お花見といえばお酒、お酒といえば「お酌」ですよね。お酒ではなくても、2ℓのペットボトルでお茶やジュースを紙コップに注ぐこともあるのではないでしょうか。
この行為は、ウイルス感染の原因となり得ます。参加者の中にウイルスが手に付いている人がいた場合、容器を通して他の人に移ってしまう可能性があるからです。飲み物は、1人ひとりに缶や小さなペットボトルを用意すると良いでしょう。また、この時期限定の桜モチーフのパッケージのもの多く出ているのでチェックしてみてくださいね!
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取り箸と食べる箸、1人2膳用意する!
パーティー用のオードブルが盛られたお皿を複数の人が直箸するのは、感染リスクが高まります。
他の人が触れたお箸の共有を避けるためにも、参加者は1人ひとり、取り箸と食べる箸それぞれ用意することをおすすめします。また、唐揚げやポテトなども、直接手づかみするのではなく、取り分け用のお箸で取るようにしましょう。デパートやコンビニ、その他老舗ホテルや個人のお店でもお花見用のお弁当が販売されています。それぞれ好みのお弁当を持参するのもおすすめです!
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まとめ
花見などの大勢の人が集まるイベントでは、参加者全員が感染防止に対する意識を持たなくてはなりません。コロナウイルスの動向によっては、どんなに楽しいお花見でも、今年に限って開催を見送ることも視野に入れておきましょう。
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