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「東山花灯路 狐の嫁入り」見るのも参加も縁起が良い|観光経済新聞

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京都東山花灯路は祇園で毎年3月に行われるライトアップのイベントだ。八坂神社では舞妓が踊り、清水寺までの道のりを提灯の灯りが足元をほんのりと照らす。その中でも印象的なのは、古来より縁起が良いとされている「狐(きつね)の嫁入り巡行」。

その昔、高台寺周辺は鳥辺野と呼ばれ狐火がよく見られた。花嫁が夜に嫁ぎ先まで歩いて行く提灯行列が狐火に似ていると「狐の嫁入り行列」といわれるようになったのが名前の由来だ。

「東山花灯路に来ている人を驚かせたい」と始まった「狐の嫁入り」。チリンチリンと鈴が鳴り、どこからともなく金の人力車に乗った妖しい雰囲気の狐の嫁入り行列が祇園を静かに通りすぎていく。

通常は知恩院から高台寺までの道のりで行われるが、2020年は新型コロナウイルスにより東山花灯路は中止になり、 ...

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