空の色がより一層濃くなってきて、吹く風にも初夏の味がしてきた。
この時期に屋根より高いこいのぼりとはよくいったもので、実家では結構大きなサイズのこいのぼりが空にたなびていたのを思い出す。
空が狭い都内に住んでいると、なかなか大きいこいのぼりを見る機会がないのが正直なところ。
だったら作ってみない?といつもの無茶ぶりが編集部から来たけれども、
結構なサイズ感にこの細かい装飾、ダイナミックな絵付けは流石日本の伝統文化。ちょっと絵を描く程度じゃどう考えても太刀打ちできない。
うまくデフォルメして逃げられそうな、フォルムと色の構成にインパクトのあるものがいいな…と悩んでいたら、ふと思いついた。
そうだ!深海魚だ!と
ということで、天高く昇るとは全く逆のベクトルだけど、多分ニッチに深く ...