「曲水の宴」をご存じですか?その歴史は古く、平安時代から宮中や貴族の邸宅で行われていた神事です。ここでは、曲水の宴の成り立ちや歴史、全国で曲水の宴を行なっている場所をご紹介します。
曲水とは、庭園などの中を曲がりくねりながら流れる水のことです。「曲水の宴」は、庭園の曲水に沿って座った参宴者が、上流から流れてくる酒杯が自分の前を通り過ぎる前にお題にちなんだ詩歌をよむという神事なのです。歌をよんだら、杯を取って酒を飲み、それから次へと流すのだそう。
参宴者は、十二単などのあでやかな衣装に身を包み、詩歌をよみ、杯を傾ける…とてもみやびな行事ですね。