白い髪に黒い顔、大きな幕が印象的な獅子舞が行われているという。SNSなどで見たことはあったが、現地で見たことはなかった。どのような舞いが行われるのだろう?という疑問と好奇心から、各地の獅子舞を取材している私は山形県長井市に向かった。
「ながい黒獅子まつり」は、2021年5月22日(土)に市内の白つつじ公園で行われた。天気は曇り空で途中から雨が降り出したが、それも水神様の獅子ならではのこと。空の黒雲に劣らぬその迫力は圧巻であった。その時の様子をレポートさせて頂く。
黒獅子の起源は今から約1000年前、長井市各所に伝わった神事が元になっているという。現在は市内40箇所の神社を起点に黒獅子が実施されているそうだ。これらの獅子が集まり、演目を披露するのがこのながい黒 ...