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奈川獅子。小学1年生から担い手、獅子舞が楽しみな理由とは?郷土芸能の継承は、人口減少が進む長野の山奥から

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長野県松本市の中心市街地から車で1時間。北アルプスの麓にある奈川地区の集落寄合渡(よりあいど)に脈々と受け継がれる「奈川獅子(ながわじし)」があります。獅子退治の特徴を持つこの獅子舞は、手踊りとともに継承されています。

近年は人口減少が進み、働き手が松本市の中心部に働きに出ている背景もあり、担い手不足が顕著です。それでも昔と変わらず、獅子舞は受け継がれているそうです。この獅子舞の魅力やその継承のコツについて知るために、多世代にわたるインタビューと練習会の取材を行いました。

保存会会長から見た奈川獅子の歴史と今

まずは練習が始まる前に、奈川獅子舞保存会・会長の勝山好夫さん(71)にお話を伺いました。21歳から担い手に加わり、それ以来、奈川獅子に関わり続けてきたそうです。

勝山さんの調 ...

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