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「この祭りで見聞きしたことは他言無用」神秘の秘祭(ひさい)だった鬼夜が今直面する継承の課題とは

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福岡県久留米市大善寺町の神社、大善寺玉垂宮(だいぜんじたまたれぐう)で毎年1月7日に開催される行事「鬼夜(おによ)」。日本三大火祭りのひとつにも数えられ、紅蓮の炎を上げて燃え盛る直径約1メートル、長さ約13メートル、重さ約1.2トンにもなる巨大な6本の松明が裸衆たちによって支えられながら境内を進む、猛々しく勇壮なお祭りです。

鬼夜

天高く燃え上がる炎の迫力、危険を冒して巨大な松明を操る裸衆たちの気迫など、火祭りのダイナミズムもさることながら、長らく“秘祭”とされてきたという経緯から、神秘的でミステリアスな雰囲気をまとったお祭りでもあります。

戦時中や昭和天皇の崩御でも中止をしなかったという鬼夜は、今回のコロナ禍で、はじめて2年間の中断を経験しました。2023年、3年ぶりの開催にあたり、あ ...

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