こんにちは!お祭り初心者ayakaです♪
みなさん、仙台に行ったことはありますか?東京から新幹線で1時間半。日帰りもできちゃう仙台ですが、酒好きの筆者には夜が本番。仙台は酒好きの楽園でした!!
そこで今回は、仙台のお祭りとゆかりの場所のご紹介をメインに、おまけで仙台の美味しい日本酒とグルメもご紹介します。
仙台といえば七夕まつり!
仙台の七夕まつりは、神奈川県の湘南ひらつか七夕まつり、愛知県の一宮七夕まつり~おりもの感謝祭~と並ぶ、日本三大七夕祭りの一つです。今や仙台といえば七夕まつりと言っても過言ではありません。
仙台では藩祖・伊達政宗公が「子女の技芸」の上達のために、七夕を奨励したと言われています。そこから400年続く伝統行事として、コロナ前は毎年200万人以上が訪れていました。
今回仙台に行ったのは12月、本番の七夕まつりを楽しむことはできませんが、七夕まつりについて知ることができる施設があるということで、行ってきました!
七夕ミュージアムへ
七夕ミュージアムは仙台駅から車で15分、「鐘崎 笹かま館」に併設されています。七夕飾りをくぐって入った先の広い空間では七夕まつりで金賞を取った鐘崎の七夕飾りが展示されていました。
この七夕ミュージアムでは七夕まつりの歴史の変遷や七夕飾りのそれぞれの意味について学ぶことができますよ。
大正12年の関東大震災がきっかけの不景気を乗り切るため、商店街で連合大売出しが企画されたことで、七夕飾りが商店街に飾られるようになったそうです。やっぱりお祭りの力って偉大だなと感じることができました。他にも復興がきっかけで始まったお祭りって全国にたくさんありそうですよね。そういうお祭りもどんどん知っていきたいです。
ここでは、事前予約をすれば、七夕の7つ飾り作り体験もできます。教えてくださる先生に一つ一つの意味も教わりつつ一緒に作っていくんです。最初から全て作るととっても時間がかかるので、2つは既にできていて、残りの5つを作ります。それも作成キットは既にある状態からスタート。これでもまだ完成図はなかなか見えないのでワクワクです。
簡単なものからちょっと難しいものまで楽しく作ることができました。飾りを飾る順番にも意味があるんだと習いました。より叶えたい願いを上にもってくるんだとか。全部叶えたいので迷っちゃいます!
◆短冊(たんざく):願い事を書く紙。昔は和歌を書いたりして、学問や書道の上達を願ったもの。
◆折り鶴(おりづる):家内安全・延命長寿を願う。
◆紙衣(かみごろも):裁縫技術の上達と子供の健やかな成長を願う。
◆巾着(きんちゃく):お金に苦労しないことを願う。
◆投網(とあみ):海の幸の豊漁を願う。幸せを寄せ集めるという意味もあります。
◆吹き流し(ふきながし):機織りの上達を願う。現在では七夕飾りの主役となっています。
◆屑籠(くずかご):倹約に努めて物を粗末にすることを戒める。本来は中の屑には七夕飾り作りで出た紙屑を入れて作るもの。
紙衣と吹き流しは作るのが難しいということで、元からついていたのですが、他の5つは迷いに迷ってこの順番に飾りつけしました。
どうか叶いますように。家に飾ります!
笹かま作りも体験
さて、七夕ミュージアムを楽しんだらそれで終わりではありません!この七夕ミュージアムは鐘崎の笹かま館の隣に立っています。笹かま館も楽しまなきゃ♪ということで笹かま作りも体験しました。こちらも事前に予約しておくことをおすすめします。
職人さんが朝に作った笹かまの元を、型に詰めて形を整え、焼き機にセット!焼き機はかなり熱いのですが、時々近づいてひっくり返しながら焼いていきます。空気が入っていて膨らんだり、徐々に焼き色がついてきたり、いい匂いがしてきたりでとっても楽しく作ることができました。
さらに、日本酒好き必見の情報をお届け!なんとこの笹かま館では笹かまと日本酒を一緒にいただけちゃいます。笹かまに合う宮城の日本酒がラインナップされていました。
「鐘崎屋」という、笹かまのために委託して作られたお酒も発見しました。今回筆者は3種飲み比べセットを銘柄はおすすめで注文。笹かまにも合って、自分の好みにも合う日本酒を選んでもらえます。
蔵王(ざおう)特別純米酒:爽やかでフルーティー、後味もすっきり。
鐘崎屋(かねざきや)特別純米酒:さすが笹かまのためのお酒!お米の風味と程よい辛さが絶妙。
日高見(ひたかみ)純米酒:淡麗辛口。笹かまをはじめお魚料理にとても合うお酒。
それぞれ違いがありつつも、笹かまとマッチしてとっても美味しかったです。
それに合わせるのは笹かまの「玉ねぎ入りちぎり揚げ」。注文してから揚げてもらえます。
ここでしか手に入らない逸品です。玉ねぎと笹かまの食感が違って楽しめるし、甘い玉ねぎの味が絶妙に笹かまの味を引き立てていました。
さらに探索!仙台城跡へ
七夕まつりのきっかけにもなった伊達政宗公の銅像を見に、仙台城跡にも訪れました。地元の方たちは青葉城と呼ぶそうで、仙台城と言っても通じないこともあるんだとか。
伊達政宗公の視線を追うと、仙台の街が一望できました。この日は澄んだ冬晴れでとても気持ちよかったです。残念ながら天守閣は残っていませんが、当時の仙台城を見ることができるVRの貸し出しを行なっています。
宮城護國神社の「ひょうたん」と御朱印
仙台城跡のすぐ隣にあった宮城護國神社にも行ってみました。明治37年に仙台城本丸跡に建てられ、昭和20年の空襲により全焼しましたが、戦後多くの困難を乗り越えて現在の姿に復興した神社です。
この宮城護國神社には、少しめずらしい、厄難消除ひょうたんがたくさん掛けられています。近くで見ると迫力のある光景でした。
ひょうたんは古くから、悪いものを封じ込め、様々な災いから身を守るとされています。そのため、厄除け・厄払いの願いを込めて、次の手順で奉納します。
1.ひょうたんに氏名・年齢を書く
2.身体中の悪いものを出すように、ひょうたんの中に息を吹き入れる
3.しっかり蓋を閉める
4.ひょうたん掛所に納める
悪いものを封じ込めたひょうたんは、ひょうたん掛所に納めて行くので、このような光景が生まれたんですね。山の上で空気がとっても綺麗だったので、あっという間に浄化されそうです。
ちなみにしっかり御朱印もいただいてきました。
仙台は酒好きの楽園!?
さてさて、仙台駅の周辺に戻り、お待ちかねのほろ酔いタイムに突入です!七夕まつりが行われる商店街はこの時期、クリスマスのイルミネーションで彩られていました。とっても綺麗ですね。
調べるとたくさんの美味しそうなお店があったんですが、今回は厳選して2つご紹介します。
まずは商店街の中ほどにある「伊達のいろり焼 蔵の庄 一番町本店」さん。囲炉裏の周りにカウンター席があって、なんと正面の席、ラッキー♪
囲炉裏料理は向こう側から出していただけました。写真のネギもしっかり宮城のネギですよ。日本酒と合う!
こちらでは宮城地酒3種飲み比べセットを頼みました。甘めのが好きと伝えておまかせで頼んで出てきたのがこちら。
水鳥記(みずとりき)特別純米酒:香りがしっかりあって、でもスッキリ。
蔵王(ざおう)特別純米酒:英語で書くとよりかっこよくなりますね。爽やかでどんどん飲めちゃう。
綿屋(わたや)特別純米酒:旨味がしっかり。お魚に合う。
食事と酒が進む進む。どのお酒も飲みやすくて、ついついたくさん飲んでしまいました。
続いて2軒目は、より駅に近いEDENという施設の中にある「先代きよゑ食堂」さん。EDENの中には他にも気になる居酒屋さんがたくさんあって、もっと時間があったら他にも行きたかった…。
ここではハッピーアワーならぬ「カッキーアワー」なるものをやっていて、19時までは牡蠣がなんと1個100円!
19時を過ぎても大丈夫。なんと飲み放題を頼むと時間に関係なく牡蠣が1個100円なので牡蠣好きには見逃せません。牡蠣も大きくてプリプリ。いくらでも食べられちゃいます!
こちらのお店では寿礼春(じゅれいしゅん)という純米酒をいただきました。フルーティーだけどキレがよくて食中酒にピッタリです。
宮城の日本酒がたくさん飲めて幸せ〜♪
終わりに
仙台の七夕まつりとゆかりの地めぐり、そして「一人お酒嗜み旅~そこにお酒がある限り!~」の様子をお届けしましたが、いかがだったでしょうか?
もっともっと紹介したいことはたくさんあるんですが…これでも厳選した方なんです。ぜひ実際に仙台に訪れてみてください。
七夕飾りを作ってからというもの、夏の七夕まつりに早く行きたくてしょうがない今日このごろ。この記事がみなさんが仙台に訪れる時の参考なれば嬉しいです。
わっしょい!