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嶋原太夫「節分会 おばけ」平安時代のハロウィン

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◆「おばけ」は「お化髪」自分ではないものに化ける

ー「こったいの会」司太夫のチラシよりー

京の町衆文化 冬の風物詩

節分会(せつぶんえ) おばけ

節分《おばけ》とは…

昔、立春に年が変わると云われ、節分の日はいわば大晦日。その大晦日に仮装をして、神社・仏閣にお参りし一年の厄を落としていました。
この風習は平安時代にまで遡り、陰陽師の世界に通じます。
年が変わると云う事は恵方が変わると言う事。
大晦日に神様が次の年の恵方に大移動。その隙間を狙い、地獄から魑魅魍魎が現れるので、自分に憑かないように自分で無いものに化け、鬼(厄・疫)を化かすという京都の町中の旧い風習。
戦後町なかでは廃れて、芸舞妓がしているため花街の行事に思われがちですが、元々町衆の文化です。

 

「おばけ」は「お ...

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