ー「こったいの会」司太夫のチラシよりー
京の町衆文化 冬の風物詩
節分《おばけ》とは…
昔、立春に年が変わると云われ、節分の日はいわば大晦日。その大晦日に仮装をして、神社・仏閣にお参りし一年の厄を落としていました。
この風習は平安時代にまで遡り、陰陽師の世界に通じます。
年が変わると云う事は恵方が変わると言う事。
大晦日に神様が次の年の恵方に大移動。その隙間を狙い、地獄から魑魅魍魎が現れるので、自分に憑かないように自分で無いものに化け、鬼(厄・疫)を化かすという京都の町中の旧い風習。
戦後町なかでは廃れて、芸舞妓がしているため花街の行事に思われがちですが、元々町衆の文化です。
「おばけ」は「お ...