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白鳥おどり|郡上おどりと一緒に楽しめる?2023年完全復活!「白鳥マンボ」を踊ろう!

2023/7/21
2023/7/21
白鳥おどり|郡上おどりと一緒に楽しめる?2023年完全復活!「白鳥マンボ」を踊ろう!

日本3大盆踊りとして有名な郡上おどり。全国中に「踊り助平」と呼ばれる熱狂的なファンが存在し、お盆期間中には夜明けまで踊ることで知られています。 しかし、郡上八幡から20km北上すると、もう一つ盆踊りがあるのはご存知でしょうか?それが「白鳥マンボ」の愛称で知られ、最近若者を中心に人気上昇中の「白鳥おどり」。知ってしまったら必ず行きたくなる、そんな白鳥おどりの魅力に迫ります!

(この記事は2019年公開のものを元にしています。2023年7月21日 編集部更新)

ニックネームは「白鳥マンボ」?白鳥おどりの魅力に迫る!

白鳥おどりは郡上市にある白鳥という町で行われる盆踊りです。7月上旬に開催されるおどり発祥祭から始まり、9月下旬の変装踊りコンクールまで、のべ22夜(2019年)に渡って行われます。

特徴はずばり、テンポの速い曲が多く、それに伴って踊りも激しくなることです。そのエネルギッシュでアクティブな踊りからつけられたあだ名は「白鳥マンボ」。特にクライマックス曲である「世栄」ではどんどんスピードがアップしていきます!「ドッコイショ」と叫びながら一生懸命踊れば、汗が滝のように流れること間違い無し!もちろん「源助さん」のようにゆったりした曲もあるので、自分のペースで参加したり、休憩することもできます。

「参加したかったけど今日は雨だ。。。」と思ってもご安心!現地の人によると、気象庁からの警報が出ない限り、おどりは行われるそうです。筆者が訪れた時も雨でしたが、なんと水泳ゴーグルを付けて踊っていた人も。屋台のほか、途中で景品付きのお菓子配りもあるので、子供でも十分楽しまるイベントになっています!

雨の日の白鳥おどり(2019年)の様子。白鳥観光協会の方に撮影していただきました。

郡上おどりとの違いは?白鳥おどりの特徴を解説!

白鳥と郡上八幡の距離はわずか20キロ。地理的に非常に近いこともあり、白鳥おどりと郡上おどりは多くの共通点があります。具体例を挙げますと、どちらも囃子方が入った屋形を中心に輪になって踊りますし、基本的な服装も浴衣・下駄・手ぬぐいの3点セットであることです。

ではどのように違うのか?その答えは信仰にあります。

白鳥は町の北に日本三霊山の1つである白山がそびえ立ち、大昔から信仰の対象とされていました。そのため、白鳥には長滝白山神社をはじめ、白山を奉る神社が数多く存在します。白鳥おどりの曲の多くは、白山を登る修験僧や、白山を信仰する付近の村との交流を通じて生まれたものなのです。

それに対して、郡上八幡は室町時代からもたらされた浄土真宗が主流。郡上おどりの曲も「猫の手」をのぞいて、南からもたらされました。このような理由から、一見すると似ているのに、曲やおどりは全く異なった2つの盆踊りが生まれたのです。

「いっしょに郡上おどりも楽しみたいよ」という方もご安心を!いずれも何十日に渡って開催されるので、白鳥おどりの次の日は郡上おどり、なんてこともできます。さらに、徹夜踊り期間は郡上八幡と白鳥を結ぶシャトルバスが運行されます!1夜のうちに両方を楽しんでみるのはいかがでしょうか?

白鳥おどりの様子。郡上おどりと比べて、若者の割合が高くなっています。 提供:白鳥観光協会

もっと楽しめる?一緒に楽しみたいオススメのイベント・スポット紹介!

実は、白鳥には「拝殿踊り」と呼ばれる、もう一つの盆踊りが存在します!こちらはお囃子の伴奏がなく、のど自慢による歌声と下駄の音だけが夜空に響き渡ります。徹夜踊り直後の16・17日を中心に白鳥各地の神社で開催されるので、ぜひ白鳥おどりとは一味違った雰囲気を経験してみては?

白鳥の拝殿踊りの様子。輪の中心に吊るされる切子灯籠が特徴です。 提供:白鳥観光協会

次に紹介するのは、郡上宝暦義民太鼓の名で知られるミュージカル風の太鼓パフォーマンス。江戸時代に郡上藩で起きた「郡上一揆」をテーマに、鬼の仮面を被った奏者が勇壮に太鼓を打ち鳴らします。踊り発祥祭や徹夜踊りで披露されるので、地元の歴史を知ると同時に心を打たれること間違いなしです!

郡上宝暦義民太鼓。 提供:白鳥観光協会

さらに、白鳥の魅力はなんといっても、観光スポットの多さ。白山信仰の中心的存在であった長滝白山神社をはじめ、間近で水しぶきを体感できる阿弥陀ヶ滝など、盆踊りのついでに立ち寄ってみてはいかがでしょう。

落差約60mの阿弥陀ヶ滝。近くでは流しそうめんと天然鮎が食べられます。

最後に個人的に紹介したいのは地元で愛される地酒「元文」。1740年創業の「布屋 原酒造場」で醸造されるこの日本酒は、「花酵母」と呼ばれる、桜など自然界の花から分離された自然酵母を使用しているのが特徴です。飲んだ後に踊りに参加すれば、あなたも白鳥の一員になれるかも?

白鳥の地酒「元文」と六日祭の様子。 提供:白鳥観光協会

このように、白鳥では盆踊り以外に多くのイベントや観光スポットがあります。一緒に体験することで、白鳥での滞在がもっと楽しくなること間違いなしです!

アクセス・宿泊情報

鉄道の場合、名古屋からJRと長良川鉄道を乗り継いで約4時間ほど。車窓からのどかな風景を楽しむことができますが、所要時間が気になる方は車の利用をおすすめします。特に白鳥周辺の観光スポットを訪れる際は、レンタカーが必須です。

お車の場合、東海北陸自動車道を利用で名古屋からおよそ70分。郡上八幡へは白鳥からおよそ30分で訪問することができます。

白鳥の中心部には数多くの民宿がありますが、盆踊り時期である8月には満室になることも。特に徹夜踊りの時期は、早めの予約が必要です。

白鳥おどりの開催地や日数は毎年変更されるので、訪れる際は必ず最新の情報を確認してください。

白鳥から望む長良川。夏には鮎を釣ることもできます。

2023年の開催情報!

【日時】

2023年7月22日(土)〜9月24日(日)※以下のスケジュールをご参考ください。

【時間】

平日、日曜日:午後8時~10時頃

土曜日:午後8時〜11時頃

徹夜踊り:午後8時〜午前4時頃

拝殿踊り:午後8時~10時まで

※小雨決行  (但し、大雨・暴風警報等発令されている場合、中止になることがあります)
※日程、開催場所について変更になることもございます。

【スケジュール】

7月9日 長滝白山神社 白鳥の拝殿踊り発祥祭
7月22日 駅前通り 発祥祭:郡上宝暦義民太鼓上演
7月23日 道の駅清流の里しろとり
7月28日 栄町 ちびっこおどり講習会
7月29日 下本町
7月30日 赤瀬通り
8月4日 新栄町
8月5日 下本町 おどり名人コンクール
8月6日 橋本町
8月11日 駅前通り コスプレナイト
8月12日 上本町
8月13日 上本町 徹夜おどり
8月14日 駅前通り 徹夜おどり:郡上宝暦義民太鼓上演、東海鋼管鮎の日500匹お振る舞い
8月15日 橋本町 徹夜おどり:宝暦義民の日、郡上宝暦義民太鼓上演
8月16日 白鳥神社・前谷白山神社:白鳥の拝殿踊り
8月17日 白鳥神社 白鳥の拝殿踊り
8月19日 駅前通り
8月20日 野添貴船神社 白鳥の拝殿踊り
8月26日 新栄町 おどり納め
9月23日 駅前通り 第77回変装踊りコンクール
9月24日 白鳥神社 白鳥の拝殿踊り

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