12月に入ると、クリスマス用品とともにお正月のしめ飾りや鏡餅などが店先に並び、急に「年の瀬」感が増しますね。ご近所の商店街でも「歳末大売出し」などと銘打ってセールを行っている所があるのでは?
昔から年末には多くの寺社に、正月用品を売る「年の市」や「歳の市」と呼ばれる市が立ちました。現代では数がすっかり減ってしまったとはいえ、有名な市は今も健在です。
また、年末の市にご本尊やご祭神の名を冠して「納めの不動」「納め地蔵」などと呼ぶこともあります。この記事ではそれらについてもご紹介しましょう。
神社仏閣それぞれのご祭神やご本尊に縁のある毎月特定の日を「縁日(えんにち)」と呼びます。例えば観音菩薩は毎月18日、不動明王は毎月28日などです。縁日には昔も今も祭典や法要 ...