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神代植物公園〈椿ウイーク〉色とりどりの椿と湧水のパワースポット深大寺を楽しむ

マツコ
2023/3/23
2023/3/23
神代植物公園〈椿ウイーク〉色とりどりの椿と湧水のパワースポット深大寺を楽しむ

調布駅からほど近く、多種多様な植物を楽しめる神代植物公園で3月11日(土)から19 日(日)に開催された「椿ウイーク」をレポート。約250品種・620本の椿が競演する「つばき・さざんか園」では、魅力あふれる椿の高雅な姿を見ることができます。また、パワースポットでもある深大寺門前の風情ある様子や、鬼太郎茶屋で見つけた映えるお菓子などをご紹介します。

神代植物公園ってどんなところ?

もともと深大寺の領地であった神代植物公園は、都内唯一として開園した植物公園です。園内には、約4,800種類、10万本・株の植物が30ブロックに分かれて植えられており、四季折々で様々な植物を楽しむことができます。

椿ウイークは、「つばき・さざんか園」にある250品種・620本の様々な椿が見頃を迎える3月頃に開催されます。ここでは、神代植物公園で発見された品種である神代都鳥や神代桃錦を見られるほか、植物会館で椿の鉢植えや、切り花の展示を楽しむことができます。茶花としても愛され、日本文化の中で重要な役割を果たしてきた椿の魅力を味わうことができます。

2023年の椿ウイーク 公園の花々の様子

3月の良く晴れた平日の午後、調布駅からバスに乗って神代植物公園へ行ってみました。入り口には、梅まつり、椿ウイーク、さくらまつりの案内のボードがあります。入場料は500円。チケットを購入して中に入りましょう。

こちらの正門から入ると、植物会館が左側にあります。

まず、神代つばき展を鑑賞。

日本椿協会の登録花の写真コンテストも行われています。

様々な花器に飾られた椿がたくさん展示されており、一輪で場の空気を変える椿の華やかで奥行きのある魅力を深く感じることができます。

家庭で育てられる椿の苗木もたくさん販売されており、育てる楽しみも広がりそう。

館内につばき・さざんか園のみどころが紹介されています。

次はそちらに行ってみましょう。深大寺門方面にむけて、散策開始♪

広い空間に、右も左も様々な木々が。池も美しく、パワーチャージ。

たくさんの植物にそれぞれ名札がついていて、とてもわかりやすく植物のことを学べます。北国の春の歌詞を思わせる満開のこぶしの花や、咲き始めの楚々としたアーモンド、神代曙と言う桜もあり、みどころがたくさん。

ちょこんと咲く小さなタンポポもかわいらしい。

移動距離が思った以上にあり、方角がわからなくなったのですが、近くをあるいていた女性にお聞きしたところ、親切に教えてくださいました。

一緒に歩きながらお話しをさせていただくと、年間パスポートで来ているご近所の方だそうで、最初はパスポートの元を取ろうと思って何度も来ていたが、そのうち季節ごとに違う咲く花の表情に魅了され、今ではすっかりハマってしまったとのことでした。

そうこうして橋を渡ると、つばきの花が見えてきます。

想像以上の椿の美しさに感動!白い椿が何とも清らかで清々しい。

その先には赤やピンク、また紅白混じったものなど、微妙に違う色の椿が色鮮やか。ここからは数ある椿の中から特に印象に残ったものを紹介したいと思います。

「乙女椿」

小ぶりでピンクのつやつやとした感じがかわいらしく、心が動かされたものは「乙女椿」と言う名前。その名もずばり、乙女感満載。

「神代都鳥」

「神代桃錦」は、残念ながら咲いていませんでしたが、その分「神代都鳥」はとても美しく咲き誇っていました。少し黄色味のあるピンクがとても素敵です。

「光源氏」

また、「光源氏」という品種は、白地に赤が加わった華麗なたたずまい。さすが光源氏と名付けられただけあります。

「絞唐子」

「絞唐子」は、内側で重なる花びらの独特な形が面白い。

古来万葉集でも詠まれてきた椿、こんなにたくさん一度に楽しめるのはこの神代植物公園ならでは。この後は桜のシーズンとなり、また萩や楓もとても美しいそうなので、四季折々来てみたいところです。

風情溢れる湧水のパワースポット!深大寺散策

さて、神代植物公園の深大寺門を出て、少し歩いていくと風情ある門前の風景が広がります。名物のお蕎麦屋さんもたくさん。

パワースポットを散策!

まずは山門から一礼して入場。

由緒正しいたたずまいをしみじみと感じつつ、手水で手を清めて、本堂でお参り。

そして元三大師堂へ。ここに収められている元三大師像は、2メートルを越す大きなもの。元三大師は、比叡山の高僧で、今も全国のお寺や神社で引かれている、おみくじの創始者としても有名です。

ちなみに、深大寺のおみくじは凶が多いそうですが、凶は吉に転じる力を秘めていることから、凶を抜き取らずにあえてそのままにしているんだとか。

元三大師は、降魔大師とも呼ばれ、自ら鬼の姿になって、疫病神を退散させたことから、ここは厄除けのパワースポットになっています。この日も護摩祈願が行われていました。

また、門前にはたくさんの面白いお店がありました。らくやきの体験があったり、タヌキの置物やビー玉などのなつかしい玩具も売られていて、心惹かれます。

深大寺散策の楽しみ!鬼太郎茶屋

咲き始めの桜を眺めつつ歩くと、ねずみ男と鬼太郎が!

ゲゲゲの鬼太郎の生みの親である水木しげる先生は、50年近く住まわれていました。朝ドラのゲゲゲの女房でも深大寺がたくさん登場しましたね。

水木しげる先生とゆかりのある深大寺の鬼太郎茶屋。ゲゲゲの鬼太郎にちなんだかわいいグッズも数多く並んでいます。

テーブルの上にあるリアルな目玉のおやじを眺めながら、漫画仕立てのメニューを見ているだけで楽しい!

今回、選んだのは「ぬりかべのみそおでん」という渋いライン。

味噌の風味が大人の味。セルフサービスのお茶を味わい、ほっと一息。

壁に貼られた展示には、水木先生の戦争は嫌だという心の底からの強いメッセージが感じられます。今こそ大切に、心にとめなければと思いつつ、店をあとにしました。

神代植物公園でリフレッシュ♪四季折々の花を楽しもう

神代植物公園、そして深大寺は、美しい水と豊かな自然を楽しめる、とても素敵なところでした。

植物公園は多彩な植物を一度に楽しめ、また豊かな学びもあるスポットです。また、深大寺は古来より、美しい水を大切に慈しみ、畏敬の念をもって自然に接してきた人々の心性につながることができます。

新宿からのアクセスも良好!これから花々も咲きほころぶ季節、素敵なパワーチャージを求め、足を運んでみてはいかがでしょうか。

神代植物公園 公式サイト チケット・アクセス情報

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