マツログ

「山形花笠まつり」山形の夏と言えば「ヤッショ、マカショ」

作成日
更新日

山形の夏と言えば「ヤッショ、マカショ」

山形県の県花と言われて、ぱっと答えられる人はどのくらいいるだろうか。この県花が山形市内に大輪の花を咲かせる日がある。それが東北四大祭りの一つとして知られる「山形花笠まつり」の日だ。踊り手が持つ花笠は、すげ笠の上に赤い花飾りが添えられたものだが、実はこの花が山形県花の紅花をかたどっている。

山形と紅花、実は深い関係がある。紅花はその名の通り赤い色を出す染料として重宝されてきた花で、時には冷えや血行を良くする生薬としても用いられてきた。この紅花、明治以前に日本一の産地だった場所が山形なのだ。ではどれくらい山形で紅花が採れていたかは「最上千駄」という言葉がよく示している。千駄とは馬が千頭で運ぶくらいと言う意味だが、その生産量の多さを感じられる。そんな ...

続きを読む