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祭りをどう守るか?迫る「祭りの危機」研究者が示す4つの可能性<前編>

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コロナ禍を経て、全国で「まつり」の賑わいが戻ってきたこの夏。これまでの我慢の反動や好調なインバウンド効果もあって、各地は大盛り上がりの様相だった。

しかしコロナ禍以前から、主に担い手不足による祭りの中断、継承の断絶の可能性など「祭りの危機」は叫ばれてきた。祭りの現場を見つめてきた國學院大學観光まちづくり学部准教授の石垣悟さんに、今、祭りに何が起こっているのかを聞いた。


石垣 悟(いしがき・さとる)
國學院大學観光まちづくり学部准教授。1974年秋田県秋田市生まれ。筑波大学大学院歴史人類学研究科退学後、新潟県立歴史博物館研究員、文化庁文化財第一課文化財調査官、東京家政学院大学現代生活学部准教授を経て現職。静岡県文化財保護審議会委員、富山県文化財保護審議会委員なども務める。専門は、民俗 ...

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