残暑が厳しい毎日に、食べたくなる定番スイーツといえばアイスクリームやジェラートですよね。
8月27日は、ジェラートを食べるシーンが有名な「ローマの休日」の公開日だったことにちなんで「ジェラートの日」なのだそう。
そこで、ジェラートの日に向けて、日本各地の個性的なご当地フレーバーとともにその地域のお祭りをご紹介していきます。
この記事では、東北地方に焦点を当て、それぞれに特産物を盛り込んだ独特のジェラートを5つ厳選。どうぞ最後までご覧ください!
目次
人気の五葉豆、いちごジェラートをダブルで味わいたい
日本三大盆踊りの1つ「西馬音内(にしもない)盆踊り」で有名な秋田県羽後町は、美味しい野菜や牛乳の名産地でもあります。それらを使った本格的なジェラートが、「道の駅うご 端縫いの郷」で食べられると話題です。
産地直送のフレッシュな素材と羽後産生乳を使用し、仕込みから製造まで道の駅内の工房でワンストップで行っていることが美味しさの秘密。定番フレーバーから限定フレーバーまで、数多く取り揃えています。
中でも、羽後を代表する秋田野菜「五葉豆フレーバー」と、地元農家から直接買い付けた贅沢な甘みがたまらない「いちごフレーバー」がとても人気です。気になった方は、ぜひダブルで味わってみてください。
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極上の甘みはメロン級!嶽きみジェラート
青森県弘前市といえばリンゴを思い浮かべる人も多いと思います。ところが、「津軽ジェラート」にはリンゴをもしのぐ美味しさを誇るフレーバーがあるのです。それが「嶽きみ」。
「きみ」は津軽弁でとうもろこしのことで、岩木山麓の嶽高原で作られる嶽きみは、とうもろこしの中でも最高ブランドと評されています。
特徴は岩木山の寒暖差が生み出す極上の甘みで、糖度はメロンに匹敵する18度!生でも食べられる甘さです。
この甘みとコクをギュッと詰め込んだジェラートは、一口食べれば夏らしさを満喫できることでしょう。道の駅ひろさきでは人気フレーバーになっていますので、売り切れてしまう前にご賞味あれ!
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大学が生んだ美味しさ!鷹山秘伝豆のジェラート
枝豆の産地として全国トップクラスの山形県。秘伝豆はだだちゃ豆に並ぶ甘くて香り高い枝豆です。
そんな秘伝豆を、山形大学工学部が開発した常温乾燥技術で色・風味・香りを損なうことなくジェラートにしたのが、「鷹山秘伝豆のジェラート」です。
朝取りした秘伝豆の鮮度と甘み、そして濃厚な山形産ミルクとのハーモニーはスイーツ好きを唸らせる珠玉の一品。
9代目米沢藩主の名君・上杉鷹山のように、米沢を活性化したいという願いが名前にも込められているというこのジェラートは、道の駅米沢のほか、米沢のカフェやレストランでも味わうことができます。
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まるでラムレーズン!?しじみのジェラート
ジェラートといえばミルクやフルーツ、あるいは野菜やチョコや抹茶から作られたフレーバーが一般的ですが、宮城県石巻市の道の駅上品(じょうぼん)の郷には、何と「しじみ」がゴロゴロと入ったジェラートがあります!
石巻市河北産のべっこうしじみは臭みがなく、仙台味噌でコクをプラスしたジェラートの甘みがしじみのほのかな塩気で引き立ち、まるでラムレーズンのような芳醇な香りと味わいになっています。
観光客だけでなく、肝臓を気遣う人たちからも高い支持を得て、隠れた人気メニューになっているそうです。
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新鮮フルーツ、山塩、酒粕…会津の名産をふんだんに
福島県湯川村に本店を構える洋菓子店ドゥミールは、産地直送にこだわっており、新鮮な食材を使用したジェラートやバウムクーヘンなどで有名なお店です。
そんなドゥミールのジェラートは、道の駅あいづ 湯川・会津坂下でも食べることができます。1年間手間ひまかけて育てられた地元の旬な素材を、毎朝加工して作る手作りジェラートが楽しめます。
使う素材は例えば、会津産のブルーベリーやいちごの「紅ほっぺ」、会津特産のジューシーな「身知らず柿」、大塩裏磐梯温泉の山塩を使ったゆず塩、酒粕ミルクなど。雑味のない豊かな香りと口の中に広がる上品な甘みのジェラートは、地元の人たちにも多くの観光客にも親しまれています。
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満開の桜とパレードが華やか!「米沢上杉まつり」
最後に、今回ご紹介した「鷹山秘伝豆のジェラート」の米沢の有名なお祭り、「米沢上杉まつり」をご紹介します。
米沢上杉まつりは、上杉鷹山が祀られている松岬神社の春の例大祭でもあり、毎年4月下旬から4日間にわたって行われます。
祭りはパレードで華々しくスタート。特にこの時期は桜が見頃を迎えることもあり、美しい景観が楽しめるでしょう。
そして米沢といえば、何といっても上杉謙信が有名。戦国史上最大の死闘と言われた、川中島合戦で越後国を率いた名武将です。
上杉謙信が合戦前に必ず行った儀式「武禘式」や、上杉軍団を模した豪華な行進、上杉軍と武田軍が激突する「川中島合戦」などが再現され、特に合戦で火縄銃が炸裂する様を目の当たりにすると、大迫力に圧倒されること必至です。
なお、2021年は新型コロナウイルス蔓延の影響で、昨年に続き中止となってしまいました。来年こそは無事に開催されることを願いつつ、コロナウイルスの終息のために感染予防を心がけていきましょう。