2019年も残りあとわずか。オマツリジャパン花火専門ライター2年目の筆者が一年間の総まとめをレポートします。思い起こせばGWの大型連休を利用して7日連続花火に挑戦してみたり、散々取材させて貰っておきながらカメラのバッテリーを家に忘れてきたり、いっぱい本社スタッフに記事の書く書く詐欺をしてみたりと良くも悪くも思い出深い一年になりました。
2020年はいよいよ東京オリンピック。オリンピックと言えば開会式や閉会式の花火はどうなるのでしょうか?各地で開催される花火大会も警備員の不足から中止や日程の変更になったりと大変そうです。あれもこれも入れたいと書いている内に大長編になってしまいましたが、空いた時間にでもどうぞ!
冬の花火大会(1月・2月)
1月1日(長野県)七久保大晦日新春花火 →(静岡県)さがらサンビーチ初日の出花火
我々、花火マニアと呼ばれるコアな人達は花火で年越しをして花火で新年を迎えるのが一般的だったりします。今年も例に漏れず、大晦日に山梨県市川三郷町の花火を見て、その足で長野県飯島町に向かい七久保大晦日新春花火で一年を迎えました。アルプス煙火工業による新年早々に素晴らしい芸術花火に大感動!◎記事あり
続いて、初日の出と共に夜明け前の花火が打ち上がる静岡県牧之原市のさがらサンビーチへ。長野県→静岡県だと険しい山道を通って行く為、度重なるうねりのあるカーブで身体がダメージを受けてしまい、新春早々に車酔いで嘔吐(笑)その甲斐あってか夜明け前の花火は幻想的で素晴らしかったです!◎記事あり
1月2日(栃木県)ツインリンクもてぎ 花火と音の祭典 “New Year Fes”
旅の終わりは栃木県のツインリンクもてぎで 花火と音の祭典 “New Year Fes”を堪能。お正月休みで多くの花火好きの皆さんが全国から集まり新年の御挨拶。今年も無事に正月から菊屋小幡花火店の素晴らしい花火を観覧できました。花火終了後は爆弾ハンバーグで有名なフライングガーデンで新年会!?◎記事あり
1月13日(福島県)長旗花火
国内でも珍しい昼間の花火を使った長旗花火。福島県の岩瀬地区に残る風習で、開運や厄払いを込めて花火を打ち上げます。いつもは危険区域でもあり、夜は暗がりで見えない打ち上げ現場ですが、この日だけは特別に入る事が可能で爆発事故現場さながらの状況に絶句でした!◎記事あり
2月9日(福島県)いなわしろ冬の花火
極寒真っ只中の福島県会津地方。茅葺屋根の民家が街道沿いに建ち並び、江戸時代の宿場町がそのまま残る国選定重要伝統的建造物郡保存地区に指定されている南会津郡の大内宿雪まつりを目指す。行先は同じ県内だと油断していたら渋滞でまさかの花火の時間に間に合わず。あと数kmの道のりで2時間も立ち往生になるとは完全に予想外でした。途中で諦めて、いなわしろスキー場の花火に向かったのは我ながらファインプレー!
2月10日(福島県)只見ふるさとの雪まつり
もう一つの県内大型雪まつりイベントの只見ふるさとの雪まつりは、大内宿の反省を生かして早めに到着できました。豪雪の中を車で数時間と初めての雪道でしたが、これでも例年よりは雪が少ないらしくビックリ!打ち上げを担当する赤城煙火店の花火師さんからも設営が楽だと伺いました。毎年テーマが変わる大雪像も凄かったです!◎記事あり
春の花火大会(3月・4月・5月)
3月10日(福島県)なこそ希望プロジェクト
東日本大震災から8年。福島県の勿来地区では、なこそ希望プロジェクトとして慰霊と復興祈願のイベントが毎年行われています。神奈川県の湘南花火さんは毎年、手弁当で慰霊の花火を打ち上げに来てくれており、県民としても感謝でいっぱいです。いい花火を上げてくれるのは嬉しいのですが、予算的にもあまり頑張り過ぎない様にと逆に心配でした。◎記事あり
3月23日(秋田県)新作花火コレクション
毎年、楽しみな秋田県大仙市の新作花火コレクション。個人的には春夏秋冬ある大曲の花火で冬が一番好きだったりします。規模は小さいのですが全国各地から集まった若手花火師による挑戦的な新作花火が打ち上がり、何とも形容しがたい気持ちになれます。2020年は打ち上げ会場が大曲ファミリースキー場から夏の競技大会と同じ場所に変更され尺玉の打ち上げも追加される様です。◎記事あり
4月13日(福島県)花火の里あさかわ夜桜花火
福島県の浅川町は江戸時代から続く伝統ある花火の里として、夏には自分たちで打ち上げも行ってしまう不思議な町だったりします。主催者に話しかけると詳しい浅川町の歴史を教えて頂き楽しい時間を過ごせました。花火終了後には、多くの人がバスの列に並んでいる所を横目に糸井火工の花火師さんに車でふもとまで送って頂くと言うVIP待遇に感謝。◎記事あり
4月27日(福島県)未来へつなぐメッセージ花火
GW前半。東日本大震災の原発事故で多大な被害を受けた福島県の浪江町。今回は青年会議所40周年を記念して同町出身であるシンガーソングライターの牛来 美佳(ごらい みか)さんの歌に合わせ、大曲の花火が打ち上がりました。担当する煙火店は、大曲青年会議所のOBつながりで秋田県大仙市より和火屋の花火師さんが来てくれました。色々と大変だったであろう浪江町に感動の花火が照らされ地元の人達は大号泣でした!◎記事あり
4月30日(岐阜県)新元号令和 徹夜で祝う郡上おどり
平成最後の日は岐阜県八幡町まで遠征し、郡上おどりのイベントでカウントダウン花火と共に令和の幕開けを迎えました。郡上おどりを目的に来ていたオマツリジャパンメンバーとも合流して新元号の御挨拶。人の多さにビックリでしたが、どうやら8月の「徹夜おどり」はこんなものじゃないらしい。さすが日本三大盆踊りです!
5月4日(滋賀県)篠田の花火
福島→長野→岐阜→滋賀→和歌山→愛知→滋賀と花火三昧だったGWもいよいよ終盤。この旅で一番楽しみにしていた以前に一度だけ見た事がある日本で唯一見られる和火の仕掛け花火。有名になってしまった事で来場者のマナーが悪かったのかフラッシュを焚かれたり、後方でライトが付いていたりと光害が多くて初めて見た時の感動が得られなくて少し残念でした。暗闇に灯る青い炎はこの世の物とは思えない美しさなので再びあの観覧環境を整えて欲しいものです。
そして、GW期間中の記事が溜まり過ぎてしまったのとHDDに移動した筈の撮影データの大半が消えてしまいやる気が消滅。花火は見に行っても記事が書けず、夏まで軽いスランプ状態に陥ります(笑)
5月25日(神奈川県)いせはら芸術花火
実は筆者は花火鑑賞士と言う資格を持っています。大曲の花火で有名な秋田県大仙市で発行される認定資格なのですが、いせはら芸術花火は多くの花火鑑賞士がボランティアスタッフとして関わっている馴染み深い花火大会だったりします。東京に住んでいた頃は翌日のゴミ拾いまでお手伝いをしたものです。全国的にも実力派である愛知県の磯谷煙火店をお呼びし、こだわりの芸術花火が見られる素晴らしい花火大会です。
夏の花火大会(6月・7月・8月)
6月 花火観覧なし
度重なる遠征で疲れが出たのか本格シーズンに向けてしばらく花火はお休み。折角、花火仲間から青森県の古都ひろさき花火の集いへのお誘いもあったのですが体力的にパス。
7月10日(神奈川県)鎌倉花火大会
しばらく休養も取れたので繁忙期シーズンに向けて本格稼働。昨年の鎌倉花火大会は天候によって花火が雲の中に入って残念でしたが、今年は風向きも良く素晴らしかったです。関東ではなかなか見られない山梨県のマルゴーの花火は一緒に見に来てくれた家族も満足してくれた様です。やはり帰り道は都会の花火だけあって駅前は大混雑。帰りのバスに間に合わず上野駅前のホテルでもう1泊せざるを得ない状況に(笑)◎関連記事あり
7月13日(茨城県)利根川大花火大会
近年、知名度が急上昇中の利根川大花火大会。茨城県の山﨑煙火製造所、野村花火工業。長野県の紅屋青木煙火店。今年から山梨県のマルゴーと花火業界のエリート達が競演する花火プログラム。以前は、さかいふるさと祭りと言う名称で2013年に行った時は火災で中止になってしまいました。その後の対応が大変だったと思いますが、随分と様変わりした花火大会に大拍手。日本全国を探してもこれだけ豪華な花火を一度に見られるのは珍しく、今や外せない花火大会の一つになりつつあります。
7月26日(新潟県)ぎおん柏崎まつり海の大花火大会
東京に住んでいた時に出来た友人が柏崎市在住なので、久し振りに連絡を取って接待されてきました。是非来て欲しいとは言われていたものの、日付固定の花火大会なのでなかなか機会に恵まれませんでした。本当に観覧場所からすぐ近くに住んでおり、駐車場や観覧場所も用意してくれて非常に助かりました。新潟県の片貝煙火工業の担当ですが、以前見た時よりも演出のバリエーションが多岐に渡り、風向きも味方して迫力満点の花火が見れました!
8月2日(新潟県)長岡まつり
翌日は朝からいわき花火大会のお手伝いが入っているのにも関わらず、どうしても我慢できなくて8月2日だけ日帰りで行ってきました。会場の混雑を避けて珍しく遠距離からの観覧となったのですが、長岡まつりもかなり進化していました。日本三大花火大会と呼ばれるだけあって大型プログラムが素晴らしいのは言うまでもないのですが、合間のベスビアススターマインのバリエーションも以前とは違い変化があって楽しめました。何とか真夜中に帰宅し、8月3日に観覧する人達の為に速報記事を上げ、花火大会の手伝いに行くと言うハードスケージュールも何とかこなせました!◎記事あり
8月3日(福島県)いわき花火大会
今年は、いわき花火大会の広報委員会としてポスター作成や協賛者の確認作業などに携わらせて貰いました。各地にいる花火マニアで自分の花火写真をポスターに使って貰った人はそれなりにいると思いますが、デザインまでやった人はなかなかいないのではないでしょうか?毎年、海風で煙に悩まされるいわき花火大会ですが、以前から希望していた場所での撮影許可をとって風上で特別に撮影・観覧。ある程度は予想していたもののそれ以上に素晴らしい内容に絶句。この景色を特に協賛者の皆さんに見て貰いたいものです!
8月7日(山梨県)神明の花火
かつて江戸時代三大花火と呼ばれた神明の花火。齊木煙火本店とマルゴーの競演は何度見ても素晴らしく、花火師が選ぶNo1花火大会にも選ばれた実績があります。昨年は風向きを重視し過ぎて試しに裏観覧してみたのですが、写真撮影もイマイチ、楽しさ半減だったので今年は反省してメイン会場での観覧。オマツリジャパンで書いた記事を何と公式HPでも紹介して頂き実行委員に感謝です。◎記事あり
8月10日(栃木県)うつのみや花火大会
昨年は豪雨により翌日に延期となったのですが、さすが雷都と呼ばれる宇都宮。今年も直前に夕立が来てしまったのですが何とか開催できて一安心。以前の間延びした進行具合も改善されており、飽きの来ない内容で素晴らしかったです。実行委員の方には当日にも関わらず、オマツリジャパンでならと自由な取材許可を頂き助かりました。◎記事あり
の皆さんも素敵な浴衣姿でした!8月11日(福島県)久ノ浜 浜の夏祭り
東日本大震災より8年半が経過。2011年から月命日である8月11日に被災地で花火を上げて復興に携わってきたLIGHT UP NIPPONの活動で今年も福島県いわき市の久ノ浜地区で撮影を担当させて貰いました。最初は津波で流されて何もない荒地で開催されたのが嘘みたいで、お祭りに来ている皆様の笑顔が単純に嬉しく思えました。今年は日本国政府が世界に向けて発信しているSNSでもLIGHT UP NIPPONの活動を取り上げて貰い、花火を見ている観客をメインに撮影した自分の花火写真が全世界に公開されました。◎関連記事あり
8月16日(福島県)浅川の花火
4月にあさかわ夜桜花火で取材させて貰った浅川町。担当煙火店である糸井火工の花火師さんの御紹介で青年会にも色々と取材させて頂きました。ところが花火が始まり、「いざ撮影!」となるとバッテリーがカメラに入っていない痛恨のミス。予備バッテリーも家で充電したままで、すっかり行先は同じ県内なのでと油断していたアホでした(笑)仕方がないのでスマホで動画撮影。たまたま静岡県から遠征に来ていた花火仲間に写真をお借りして何とか記事を完成させました。◎記事あり
8月17日(山形県)赤川花火大会
個人的には3本の指に入るぐらい楽しみな山形県鶴岡市の赤川花火大会。今年は珍しくメイン会場が順風と言う好条件。撮影席は用意していたものの直前で花火関係者にお誘い頂き、最前列での撮影・観覧をする事に。赤川花火大会では一度、最前列のSA席で見たら病みつきになると言われるのが十分に理解できました。花火大会の終了後には、花火仲間を集めて実行委員の方が経営するお店で花火談義。色々な質問が飛び交う中、あまりのマニアっぷりに実行委員の方も苦笑。来年はいよいよ30回の記念大会です!◎記事あり
8月24日(新潟県)おぢやまつり→8月25日(新潟県)とちお祭大花火大会
いつもは他の花火大会と日程が重なっており、なかなか見に行けない新潟県のおぢやまつり。小千谷煙火興業が担当する花火でようやく機会を得られました。「本当に夏の花火大会なの?」と思うぐらいゆったりと観覧でき、花火の内容も二尺玉や尺玉の芸術花火がバンバン打ち上がりました。翌日も同じ煙火店が担当する長岡市栃尾地区のとちお祭大花火大会へ。折角、花火師さんに色々とお話を伺い写真まで撮らせて頂いたのに、次々と迫りくる花火行脚に記事が追い付かなくなってしまい断念。また来年の為に温めておきます!
8月31日(秋田県)全国花火競技大会 大曲の花火
夏の終わりを締めくくる花火大会は秋田県大仙市の全国花火競技大会 大曲の花火。相変わらずの混雑っぷりに行くだけで大変なところを何とか頑張って来ました。国内最高峰の花火の賞である令和初の内閣総理大臣賞は茨城県の野村花火工業。また、今回は地元の新聞社である秋田民放社様のご協力の元、表彰式にも潜入取材をさせて貰いました。これまでこんなに沢山の花火師さんを一同に目にするのは初めての経験で、審査員の講評なども直に聞けて良かったです。◎記事あり
秋の花火大会(9月・10月・11月)
9月9日・10日(新潟県)片貝まつり
片貝まつりをお祭り方面でも取り上げて貰おうと、地元を盛り上げる為に頑張っており、花火のち晴れの記事を書いている片貝町の佐藤瑞穂さんをオマツリジャパンの取締役であるはっしーこと橋本さんに紹介し取材をお願いしました。その甲斐あって片貝まつりにはいつも花火を見る目的で行ってしまう自分には書けない素晴らしいレポートが完成!
片貝まつり 「花火の町」の伝統文化が胸を打つ。打ち上げるのは「自分たちの花火」
もちろん言い出しっぺとして、空いた時間には長岡や片貝の花火についての案内、また美味しいへぎそばの店にお連れしたり、行き帰りの送迎などやれる限りの接待はさせて頂きました。その後はひと段落して燃え尽きてしまったのか、夏の疲れから体調不良や台風19号の被害などで完全に沈黙。次に動き出せたのは10月も終わりになってから(笑)
10月26日(茨城県)土浦全国花火競技大会
大曲の花火と対を成し、国内最高峰の花火の賞である内閣総理大臣賞が与えられる土浦全国花火競技大会。前日にも台風があって完全に観覧席は水没していたのですが、何と決行するとの事。自宅ではようやく台風の影響によって10日間の断水から解放されたばかりだったので、この決断にはちょっとビックリでした。打ち上げ中に何度か中断があり、残念ながら2年連続の途中での中止。見所であるスターマイン競技は危険と判断し行えなかったものの、10号玉や創造花火の競技、土浦花火づくしは続行。花火好きとしては運営側をフォローしたいのは山々なのですが、保安区域外とは言えケガされた方もいるので、どんなに頑張ってもいい記事は書けそうになかったので見合わせ。また次回開催に期待しています!(※保安区域=安全と定められた区域)
10月27日(福島県)いわせ悠久まつり
土浦全国花火競技大会の翌日は福島県岩瀬地区のいわせ悠久まつり。糸井火工が担当する地元の花火だけあって力を入れており、前日の消化不良を吹き飛ばす程、最高の花火が打ち上がりました。全国から集まってきた花火好きの皆さんも満足気だったので、自分が打ち上げた訳でもないのに県民としても鼻高々(笑)どうやら糸井会長の知人がかなりの協賛をしてくださり予算アップだった様です。
11月3日(福島県)会津花火
本来であれば予算の関係上、昨年で最後だった筈の会津花火だったのですが地元関係者の強い要望で今年も開催。今回は東京オリンピック・パラリンピックの花火にも関わりが深い、一般社団法人日本花火推進協力会様からのご依頼で、同団体が担当する花火朗読劇「祈火(いのりび)」の撮影を担当させて頂きました。この花火は視角障がい者にも花火の情景がイメージできるように、花火の色や形や花火の名前などを、朗読劇のストーリーに折り込みそのセリフに合わせた花火が打ち上がります。祈火のプログラム中は打ち上がる花火の撮影、他のプログラムの時間では花火を見に来ている会津若松市の福島県聴覚支援学校の子供達をメインに撮影と大忙し。大変でしたが花火を見て喜んでいる子供達の笑顔の写真が沢山撮れたので無事に任務完了!※当日の記事はこちら
11月9日(千葉県)NARITA花火大会
台風19号によって延期になっていた花火大会ですが無事に開催になりました。いわき花火大会でもお世話になっている丸玉屋が担当する花火大会。一年で最も同社が力を入れていると言っても過言ではなく、早い花火師さんは一週間も前から現場にいると伺いました。相変わらずの超至近距離からの打ち上げで写真は失敗作が量産されましたが、花火に包まれる感覚はここでしか味わえないものです。以前、一度無料席で見た事があるのですが有料席とは見え方が雲泥の差なのでチケットは必ず買う事をオススメします。
再び冬の花火大会へ(12月)
12月8日(福島県)ホテルリステル猪苗代 ライトアップメッセージ花火
毎年恒例であるホテルリステル猪苗代でのイベント。ホテルの宿泊客で作り上げるライトアップメッセージですが、昨年は平成の文字だったので、やはり令和が浮かび上がりました。まさかの雪景色で全く冬装備はしていませんでしたが何とか気力で撮影。打ち上げ前には一年間取材やらでお世話になった赤城煙火店の花火師さんに年末の御挨拶に伺ったところ、「エクアドルで日本の花火を!」と活動しているエクアドル花火プロジェクトの宮浦歩美さんが同社に行って玉込めの練習をしてきた花火が打ち上がるとの事。長年、花火写真で協力している関係だったので撮影の機会を作って頂き感謝でした!(※玉込め=花火の玉に火薬などを詰める事)
12月21日(栃木県)あしががほほ笑み花火【今後の予定】
足利市では年末に花火を打ち上げていましたが、昨年のXmas花火in足利の代わりに今年はあしかがほほ笑み花火を開催。2019年は全国各地で台風19号の多大な被害が出てしまい、被災者や被災地へ向けて須永花火田島煙火工場が主催・打上を行うとの事です。予算的に昨年のクリスマス花火よりは小規模らしいですが、台風19号の被災した地域に住む者として応援に駆け付ける予定です。まだまだ協賛金も募っていますので、是非ご協力をお願いします!
まとめ・花火カレンダー紹介
長々とお付き合いありがとうございました。数えてみると2019年は56回の花火観覧なので、こちらに掲載したものが全てではありません。この一年間、オマツリジャパンの花火専門ライターとして取材や記事に携わらせて頂き大変な事もありましたが、応援している花火大会や花火師さんの頑張りを多くの人に知って貰える喜びで何とか頑張ってこれました。2020年は怠け癖を克服し、もっと日本の貴重な花火文化を伝えていきたいものです。来年も花火大会関係者の皆様、花火師の皆様、そして読者の皆様、応援宜しくお願いします!
花火カレンダーの紹介
個人的な紹介になるのですが、筆者が運営する花火の専門サイトである花火の心得オフィシャルサイトで一年間の集大成として、卓上花火カレンダーを販売しております。オンライン対応も行っておりますので、興味がある方は是非とも手元に置いてみてください。煙火業者(花火師)ごとに1か月にまとめたオリジナルカレンダーです。追加発注は行わない限定品ですのでお早目にどうぞ!
B6サイズ(128mm×182mm)卓上リング式 (表紙+12ヶ月)/価格 1冊1,000円
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