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担い手同士が繋がる仕組みとは?愛知県・花祭会館が行う「芸能の見える化」に迫る

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愛知県奥三河には「花祭」というお祭りがある。赤いお面をかぶった鬼が出てくるのが特徴で、祭り経験や年齢に関わらず参加できるような特徴もある冬のお祭りだ。今回は花祭会館というミュージアムを訪れ、花祭の継承に向けてどのような取り組みが行われているのか?に注目しながら展示を拝見してきた。その時の様子を振り返る。

春よ来い!花祭を行う理由とは?

それでは、花祭とは何か?についてここで改めて触れておこう。毎年11月から3月の冬の時期に開催され、春の訪れを願う意味が込められている。見所は赤い顔をした鬼が登場し舞いを披露したり、釜で湯立てられたお湯を放散したりする場面。700年以上続く伝統的な神事である。現在、愛知県奥三河では15地区で花祭が伝承されており、国の重要無形民俗文化財にも指定されている ...

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