2023年8月1日から3日の日程で、千葉市の検見川神社で「祭禮ほおづき市」が開催されます。
2023年は、例祭・神幸祭神輿渡御も復活します!
この記事では2020年の「ほおづき市」のレポートとともに、2023年の開催情報をお届けします。
目次
朱色の風船がぶら下がったような姿になる夏の「ほおづき」
ほおづきは果実が実ると、萼が朱色の風船がぶら下がったような姿となります。東京の浅草寺で江戸時代から四万六千日に行われてきた「ほおずき市」は、薬として売られたことに始まると伝わります。千葉市花見川区に社殿を構える検見川神社でも例年、夏の風物詩として「ほおづき市」が開催されています。2020年は新型コロナ感染拡大防止のため規模は縮小されましたが、8月1日~3日の境内は「ほおづき」で彩られました。
平安時代に全国的に流行した疫病を鎮めるために建立された検見川神社
検見川神社は、869年に全国的に流行した疫病を鎮めるため、素盞嗚尊(すさのおのみこと)を祀ったことに始まると伝えられています。現在では、宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)とともに、三柱の神としています。
朱色の風船で囲まれる本殿や狛犬
「検見川神社ほおづき市」の開催日には、本殿の左右を「ほおづき」の鉢植えが埋め尽くします。真夏の猛暑に包まれる本殿に、涼しさと安らぎを送り届けているかのようです。
本殿の前に座る狛犬も、朱色の化粧をつけます。検見川神社の狛犬は子どもを連れていることが特徴的です。
狛犬の視線の先に建つ授与所も「ほおづき」の朱色で包まれます。
ご利益が期待できる検見川神社の授与品
神社の授与所に並ぶ「ちまき守り」には、「蘇民将来之子孫也」と記した護符がついており、門口または玄関にかけて一年の疫病、災難除の印とします。検見川神社は八方除、鬼門除、方位除、厄除の守護神を祀っており、「八方除方位門戸木札」も販売されています。他にもカラフルな朱印帳にも目を引かれます。
境内の一画で営業する「うたせ茶屋」でも、ほおづき鉢が販売されるばかりでなく、抹茶、甘酒、かき氷、軽食を味わうことができます。
千葉市花見川区の検見川神社では例年、8月上旬に「ほおづき市」が開催されています。本殿や狛犬が朱色の風船で囲まれ、猛暑の中でも涼しさや安らぎを感じることができます。
2023年の開催情報!
<検見川神社例祭・神幸祭>
【日程】
2023年8月1日(火)〜3日(木)
【場所】
検見川神社(千葉県千葉市花見川区検見川町1-641)
【スケジュール】
<8月1日>
7:00 神輿庫より神輿出庫、お清め及び飾りつけ
10:00 例祭斎行(巫女神楽浦安の舞奉納)
14:30~ 検見川町一丁目町内こども神輿渡御
17:10 遷霊祭斎行(神輿に本殿より御分霊を奉仕)
17:40 発輿祭斎行
18:00 神社南参道階段より神輿発輿
21:00 神輿仮殿着御(検見川町二丁目千葉信用金庫前)
22:00 仮殿祭斎行
<8月2日>
7:00 仮殿朝御饌祭斎行(検見川町二丁目千葉信用金庫前)
8:00~ 若葉自治会こども神輿渡御
16:00 検見川小学校金管クラブ奉納演奏(検見川町二丁目千葉信用金庫前)
19:00 検見川神社神楽囃子連奉納(検見川町二丁目 山車上にて)
<8月3日>
6:00 仮殿朝御饌祭斎行(検見川町二丁目千葉信用金庫前)
9:30~ 検見川町二丁目町内(年番町会)こども神輿渡御
14:30 仮殿発輿祭斎行(検見川町二丁目千葉信用金庫前)
14:45 神輿仮殿発輿
16:00 御旅所祭斎行(検見川町五丁目 千葉西警察入口交叉点前)
19:30 検見川町二丁目(年番町会)神輿渡御
21:00過ぎ 神輿検見川神社着 境内にてお練り
21:30 還幸祭斎行(本殿に御分霊をお戻しする)
22:00 神輿格納
<ほおづき市>
検見川神社境内にて期間中の8:00~21:00開催