秋田の代表的な伝統行事と言えば「男鹿のナマハゲ」ですよね!大晦日の夜に鬼のような面を着けたなまはげは、「泣く子はいねがー!」「親の言うこど聞がね子はいねがー!」と叫び家々を回ります。秋田の男鹿出身の方は、子供の頃に怖い思いをしたという経験があるかもしれません。
ナマハゲはどの地域の方でも一度は耳にしたことがあるような知名度の高い行事ですが、正しく理解している人は少ないのではないでしょうか。そこで、この記事は、行事としてのナマハゲについて詳しくご紹介するとともに、地域住民だけでなく観光客も参加できるなまはげのお祭りや施設をご紹介します。
(この記事は2019年に公開されたものを再編集しています。 2023年1月31日 編集部更新)
目次
そもそも「なまはげ」ってなに?
まず、「なまはげって何?」という質問に答えられるでしょうか?「なまはげは鬼」「ナマハゲは、子供を驚かせる行事」など、人によって様々な答えが返ってくるかもしれません。しかし、それは正しい答えでしょうか。ここでは知っているようで知らなかった「なまはげ」について詳しくご紹介します。
「なまはげ」という名前は何からきたの?
「なまはげ」という名前は、「生身剥ぎ」という言葉が語源だと言われています。手にしている包丁は「火斑(ひだこ)を剥ぐ」ためのもの。火斑とは、炉端にかじりついていると手足にできる赤いまだら模様のことを言い、火斑を方言でナモミと言います。そのナモミを剥ぎ取り、怠け者を戒めるための「ナモミ剥ぎ」が訛り「なまはげ」になったそうです。
江戸時代の紀行家「菅江真澄」が書き記した「男鹿の嶋風(1810(文化7年)」が最も古い記録とされていますが、そこにも「生身剥ぎ」という記述があります。
諸説ある「なまはげ」の伝説とは?
なまはげの伝説は諸説あり、古くからある伝説などを受け継ぐ民間伝承であるため、正確な起源は分かっていません。ここでは、言い伝えられているいくつかの伝説をご紹介します。
漢の武帝説
漢の武帝説とは、昔話である「九百九十九段の石段」の鬼が五社堂に祀られており、それがなまはげの起源となったという説です。「九百九十九段の石段」は以下のような話として伝わっています。
中国の漢の時代に、武帝が不老不死の薬草を求めて五匹のコウモリを従え男鹿に行きました。五匹のコウモリは、鬼に姿を変え武帝のために働きました。ある日、鬼たちは「一日だけ休みをください」と武帝に頼み、正月十五日だけの休みをもらい、村里に降りて作物・家畜・娘たちをさらって暴れまわったそうです。困り果てた村人は、「毎年一人ずつ娘を差し出す代わりに、一番鶏が鳴く前の一晩で、鬼たちに海辺から山頂の五社堂まで千段の石段を築かせてくれ。できなければ、再び鬼を降ろさないで欲しい」と武帝に願い出ました。村人は「さすがの鬼も不可能だろう」と考えてこの案を提示しましたが、鬼たちはどんどん石段を積み上げていきます。焦った村人は、鬼が九九九段まで石段を積み上げたところで、アマノジャクに一番どりの鳴き真似をさせました。鬼たちは驚き怒りましたが、山に帰り二度と村には降りてこなかったそうです。
修験者説
男鹿の本山である真山(しんざん)は、昔から信仰の対象となっていた場所だと言われています。時々、修験者は山状の修行姿で村里に降り家々を回って祈祷を行っていたのですが、その凄まじい修験者のお姿を「なまはげ」と考えた説が修験者説です。
山の神説
遠くの海上から男鹿を望むと、日本海に浮かぶ山のように見えます。その山には、村人の生活を守る山の神が鎮座するとして畏れ敬われ、その山神の使者が「なまはげ」であるとする説が山の神説です。
漂流異邦人説
男鹿の海岸に漂流する異国の人たちは、その姿や言語から村人には鬼のように見えたと言われています。大きな身体に赤い肌、その漂流した異邦人が「なまはげ」であるとする説が漂流異邦人説です。
なまはげは鬼?それとも神様?
なまはげは災いを祓ってくれる神、あるいは神の使いです。鬼は邪悪な怨霊であり、なまはげは鬼には該当しません。また、なまはげの面は鬼に似た怒り顔のものだけでなく、丸顔のものや可愛らしいものなど、さまざまな面があります。男鹿では地域ごとになまはげが存在しますが、よくテレビなどで見る鬼に似た面は一部のなまはげだけなのです。
赤いなまはげと青いなまはげ
様々な色や顔のなまはげの面がある中、主立って赤と青の面が存在します。赤いなまはげを「爺さんなまはげ」、青いなまはげを「婆さんなまはげ」と呼び、2対1組で「夫婦なまはげ」と呼ぶそうです。ちなみに、色がないなまはげも顔の形でも見分けることができ、角張った面のなまはげは「爺さんなまはげ」、丸みを帯びた面のなまはげは「婆さんなまはげ」を指します。
なまはげは赤と青のペアだけでない?
他にも様々な種類が存在し、顔の作りなど決まったルールはないとされ、集落の数以上にお面が存在するとも言われています。赤と青のペアの他にも、木でできた面をつけたなまはげ、金色の面のなまはげなど多種多様。素材も農村と漁村では大きく違います。男鹿半島の中央部に位置する「なまはげ館」には多種多様ななまはげ150体が展示され、それらの違いを楽しめることができます。
なまはげは何故子供を驚かすの?子供を驚かす神様なの?
ここまでの解説で、なまはげは神様あるいは神の使いであり、決して鬼ではないことをご説明しました。しかし、ここで、神様がなぜ子供を驚かして怖がらせるのかという疑問が残ります。
どこにでも、泣き虫の子や親の言いつけを守らない子、宿題をやらない子、喧嘩っ早い子など、親によく叱られるような子供がいますよね。そんな子供を驚かすことで「なまはげ」は子供にとって最も怖い存在になり、親の言うことを聞かないと怖い目に合うという良い教訓になります。秋田では、「悪いことをするとなまはげにくれてやってしまうぞ」と両親が子供に言い聞かせてしつけをする家庭もあるそうです。
地元の人に幼少期のナマハゲの思い出を聞くと「本気で怖かった」と口々に語ります。例えばなまはげが子供を捕まえて「悪いことはしてねぇか!?」といった具合に問い詰めます。子供が「していません!」などと嘘をつくと、なまはげは「ウォー!嘘をつくな!○○をしただろう!」と、なぜか子供の悪事を暴いてしまうのです!どこに隠れようがなまはげは必ず見つけ出します。そう、なまはげは神様(もしくはその使い)なので、全部お見通しなのです!
この仕掛けは単純で、事前に親御さんはなまはげと口裏を合わせ、子供のイタズラなどを報告しておきます。隠れ場所をこっそり教えたり、いろいろな連携プレーでなまはげを演出することで、子供たちはなまはげの存在を信じ込むのです。
本来は子供を驚かすためではなく、家の中の悪霊を祓い無明息災や豊作など祈願する行事
本来、ナマハゲは悪事に訓戒を与えるとともに、無明息災や家内安全、豊作・豊漁・吉事を願う伝統行事です。
なまはげが子供を驚かす光景が有名であることや、なまはげの「悪い子はいねがー、泣く子はいねがー」というフレーズがあまりにキャッチーなせいで、なまはげは子供を驚かせる行事と思っている人は少なくありません。
なまはげの語源は「生身剥ぎ」で、囲炉裏にあたってできた「ナモミ(火斑)」を剥ぎ取って怠け者を戒めるのが本来の意味とされています。諸説ありますが、冬の間に畑仕事がないため家の中で温まってばかりの主人に家族の不満がたまり、子供からも冷たい目で見られるようになった頃になまはげがやってきて暴れまわり、主人はそんななまはげを諌めて山に返すことで威厳を取り戻す。そんな役割があるとも言われているのです。
なまはげ必須のアイテム!包丁や桶の意味は?
あなたは、なまはげと言えばどのような格好をしているか分かりますか?具体的な格好やアイテムが分からなくても、なんとなくミノを身に着け包丁を握っているのは思い出されますよね。なまはげは、それ以外にも桶や語弊(ごへい)と呼ばれる神社の宮司が使うようなアイテムを持っています。
ここでは、それぞれのアイテムが示す意味を簡単にご紹介します。
ナモミを剥ぎ落とすための出刃包丁
まず、なまはげと言えば真っ先に思いつくアイテムが出刃包丁です。なまはげの語源は「ナモミ剥ぎ」だというご説明をしました。この出刃包丁は、そのナモミを剥ぎ取るための道具です。なまはげ必須のアイテムと言っていいでしょう。
剥ぎ落としたナモミを入れる桶
なまはげが持っているもう一つの必須アイテムとして桶が挙げられます。なまはげは、出刃包丁で村の怠け者たちのナモミを剥ぎ取ります。なまはげが持つ桶は、剥ぎ取ったナモミを入れるためのアイテムです。
神の印である御幣(ごへい)
なまはげが持つ御幣は、なまはげが神である印です。なまはげは、この御幣を手に持ち家々を巡ります。なお、なまはげが御幣を持っているか否かは地域により異なるようです。
ご利益がある衣装「ゲテ」!でも引っ張ったらダメ!
なまはげは、ワラでできたミノ状の衣装をまとっています。この衣装をゲテと呼びます。ゲテから落ちたワラは神聖なものと考えられており、魔除けになる・縁起が良い・病気をしない・健康になるなどのご利益があるため、村の人は落ちたワラを拾い戸口に止めておきます。なまはげから無理に抜いたワラにはご利益がないため、自然に落ちたものを拾います。
神の行事に参加したいなら「なまはげ柴灯(せど)まつり」に行こう!
なまはげについて、だいぶ理解が深まったのではないでしょうか。しかしながら、観光客が民俗行事に参加して、なまはげを生で見るというのはハードルが高いでしょう。一般の方の家に上がり込んで行事を見学するわけにもいきません。それでも、一度は見てみたいと思う方におすすめなのが、なまはげと一緒に盛り上がれるお祭り「なまはげ柴灯まつり」です。ここでは、「なまはげ柴灯まつり」について詳しくご紹介します。
「なまはげ柴灯まつり」ってなに?
なまはげ柴灯まつりは、秋田県男鹿市北浦の真山神社で開催される男鹿の冬を代表する、みちのく五大雪まつりの一つです。なまはげ柴灯まつりは、神事「柴灯祭(さいとうさい)」と民俗行事である「ナマハゲ」を組み合わせたお祭りです。柴灯祭りは900年以上前から1月3日に真山神社で開催されています。以前は、民謡歌手の公演や地域対抗綱引きを開催するなど地域住民に向けた内容でしたが、現在は、観光客も楽しめるプログラムに変わっています。
「なまはげ柴灯まつり」の見どころをピックアップ!
「なまはげ柴灯まつり」は、地域の方だけでなく観光客も楽しめるお祭りということで、秋田に行く際に参加してみたい方もいるのではないでしょうか。なまはげのお祭りではどのようなイベントが行われるのか気になりますよね。そこで、ここではなまはげ柴灯まつりの見どころをご紹介します。
民俗行事「男鹿のナマハゲ」を再現したシーンが生で見られる
なまはげが民家に上がって大暴れしたり、家主がなまはげを迎えたりして、来訪をねぎらう一連の光景が再現されます。なまはげが「勉強しでるが?」「親の言うごど聞いでるが?」と子供に問いただす中、子供は片時も両親から離れず、ただ「はい、はい」と答えます。なまはげの有名なフレーズである「泣ぐ子はいねがー!親の言うごと聞がね子はいねがー!」という問いに対して両親は否定し続けるそうです。民俗行事を間近で見られるだけでなく、その光景になまはげが子供にとって怖い存在になることを体感できるでしょう。
みんな注目!勇ましい「なまはげ踊り」に「なまはげ太鼓」!
お祭りの中盤を盛り上げるのが、夫婦なまはげによる「なまはげ踊り」です。昭和36年に秋田が生んだ現代舞踏家である故石井漠氏が振り付けを担当し、息子の作曲家である石井歓氏が曲を担当した踊りです。夫婦なまはげによる勇ましい踊りを見ようと観光客が周囲を囲み、その光景をカメラに収めます。さらには、なまはげ達が勇壮な太鼓演奏を披露する「なまはげ太鼓」も!
祭りのクライマックス!里のなまはげが乱入
お祭りのクライマックスに、市内各地区の特色を持つなまはげが乱入します。雄叫びをあげて開場を回るなまはげに向けて、あちこちでカメラのフラッシュが光り盛り上がりは最高潮に達するでしょう。大人たちが盛り上がる反面、子どもたちが悲鳴を上げる光景は、正にナマハゲの民俗行事そのものを思わせます。
祭りを起点とした新たな地域観光のモデル「祭り留学」
JR東日本グループと株式会社オマツリジャパンが推進する祭りを起点とした新たな地域観光のモデル「祭り留学」として、男鹿市観光協会DMO推進室と連携して秋田県男鹿市に伝わる「男鹿のナマハゲ」をテーマに実施いたします。
男鹿に行けば一年を通じてナマハゲを学べる!体験できる!
ナマハゲ150体が展示される「なまはげ館」
男鹿半島の中央付近にある「なまはげ館」はナマハゲに関する資料展示、動画による解説、150体の展示など、ナマハゲを分かりやすく学べる様々なコンテンツが用意されています。見どころはやはりズラリと並んだ150体のナマハゲたち!おなじみの赤と青のペアはもちろん、銀色の面や木の面、アイテムも多種多様で、ナマハゲの奥深さを実感することができます。衣装を着れるコーナーもあり、写真映えもバッチリ!ナマハゲ関連のお土産もたくさん用意され、絶対に立ち寄っておきたいスポットです!
年間を通じてナマハゲ行事を体験できる「男鹿真山伝承館」
前述の「なまはげ館」に隣接している「男鹿真山伝承館」では、これらが位置する「真山地区」で行われるナマハゲ行事を一年中体験することができます。
男鹿に古くから伝わる曲家民家の中で古い民具に囲まれる中、大晦日の様子を忠実に再現してくれますので、まるで歴史の証人になったような気分になれること間違いなしです!
東北地方や北陸地方を中心として「ナマハゲ」に類似した行事がある
なまはげの語源は「火斑(ナモミ)剥ぎ」です。秋田では、それが訛って「なまはげ」という名前になりました。このナモミ剥ぎに似たような風習は日本各地にあり、それぞれの地域で方言が異なります。元々の語源は共通していますが、ナモミ剥ぎの言葉の表現や地域の方言の違いで、名前は違うけれど似ている伝統行事や言い伝えが東北地方や北陸地方を中心として各地にみられます。
秋田県能代市の伝統行事「ナゴメハギ」とは?
ナゴメハギは、秋田県能登市浅内で大晦日に行われる来訪神の行事です。伝承によると、ナゴメハギは、男鹿の山から来るとい言われているため、男鹿のなまはげが伝播したものと考えられています。ナゴメハギもなまはげと同じく、山の神に扮した若者が作り物の包丁などを持ち家々を回り、子供や嫁に怠け心を戒めて家の災いを祓うそうです。なまはげと異なる点は、鬼のような面をつけるのではなく、番楽の山神などの面を着用します。
ナゴメハギ災いはらう、能代市浅内 「悪い子いねがー」 https://t.co/P4r6qmkCnS #akita pic.twitter.com/PLat1sh95f
— 秋田魁新報社 (@sakigake) January 1, 2017
山形県遊佐町の伝統行事「アマハゲ」とは?
アマハゲとは、山形県遊佐町吹浦地区の、女鹿・滝ノ浦・鳥崎集落に伝わる民俗行事です。アマハゲは、鬼や翁の面をつけた若者が正月に家々を回り、子供の怠け心を戒め、お年寄りの長寿を願います。起源は定かではありませんが、アマハゲの語源は「火斑を剥ぐ」という意味で、火斑のことを方言で「ナマミ」や「アマミ」と言います。
【祝☆ユネスコ無形文化遺産登録!】やったーーー!!!!!「遊佐の小正月行事(アマハゲ)」を含む全国10件の行事で構成される「来訪神:仮面・仮装の神々」が登録されました!本県では「新庄まつり」に続いて2件目!大変喜ばしく誇らしいですね(*^∀^*) pic.twitter.com/04kljlcZ4E
— 山形県 (@pref_yamagata) November 29, 2018
新潟県村上市と石川県能登地方の伝統行事「あまめはぎ」とは?
あまめはぎとは、新潟県村上市や石川県能登地方などに伝わる民俗儀礼です。あまめはぎは1月~2月に行われ、鬼に扮した子供が農民の怠け心を戒めます。火斑のことを方言で「アマメ」と言うことが語源になっています。
【あまめはぎ】
2017年2月3日(金) 17時半〜
「アマメを作っている者はいないか・・・アマメー」と叫び、なまけ者や悪い者がいないかと子供に聞かせる事により怠け癖を戒める神事
石川県鳳珠郡能登町各地#石川 #伝統行事 #祭りhttps://t.co/b3AOwk4Zr8 pic.twitter.com/eeUlhUEQma— にゃんとこ (@nyantokonyan) January 26, 2017
岩手県大船渡市三陸町の伝統行事「吉浜のスネカ」とは?
吉浜のスネカとは、岩手県大船渡市三陸地区に伝わる伝統行事です。吉浜のスネカは、江戸時代から続く行事と言われており、小中学生が鬼などの姿をした異型の神に扮し家々を回ります。吉浜のスネカは「男鹿のナマハゲ」と同様、火斑を剥ぐナモミ剥ぎのようなものです。囲炉裏の側で寝転んでばかりいるとスネに火斑ができて「スネカワタグリ」が、それを剥ぎ取りに来ると伝えられています。「スネカワタグリ」が「スネカ」の語源だと言われています。
https://t.co/5PvhSuSF3H#ユネスコ の #無形文化遺産 となった岩手県大船渡市の「#吉浜のスネカ 」が小正月の15日夜、吉浜集落でありました。五穀豊穣や豊漁を願い、200年以上前から続く伝統行事です。(玉) #スネカ pic.twitter.com/PHu6TIgSFj
— 朝日新聞 映像報道部 (@asahi_photo) January 15, 2019
愛媛県宇和島地方の言い伝え「あまぶらこさぎ」とは?
あぶらこさぎとは、愛知県宇和島地方に伝わる言い伝えです。なまはげは、炉端にかじりついていると火斑(ナモミ)と呼ばれる赤いまだら模様ができるため、怠け者を戒め災いを祓って祝福を与えます。愛媛県宇和島地方では、この火斑のことを「あまぶら」と呼びます。あまぶらができるような怠け者が便所に入ると「あまぶらこさぎ」が現れて、あまぶらを取り去ると伝えられています。
なまはげをもっと知るために、男鹿に行ってみよう!
私たちが、なまはげについてなんとなく知っているようで、正しく理解できていないことが分かったでしょう。多くの方が、なまはげは子供を驚かせる鬼のように、悪い存在であるという印象を持っていたと思います。しかし、なまはげが神様だと言うことを知り、誤解が解けたのではないでしょうか。
秋田で伝承された「なまはげ」について理解を深めるためには、その地を訪れるのが一番です。秋田に足を踏み入れればたくさんのなまはげがあなたを歓迎してくれますし、男鹿には様々な形でなまはげを学べる施設やイベントが充実しています。
なまはげを撮影したい、子供との思い出を残したい、友達と盛り上がりたい、など軽い気持ちでも良いので「なまはげ館」を訪れてみたり「なまはげ柴灯まつり」に参加してみたりして、この冬はなまはげに触れてみませんか?
なまはげに会いに行きたい…!おすすめのプランを組んでみた!
なまはげの他にも「温泉」「グルメ」など見どころ満載の男鹿半島!こちらの記事ではファミリー、カップル、女子旅などのジャンル別におすすめプランを組んでみました!
なまはげ妄想ツアー!なまはげスポットや男鹿周辺の温泉宿などをご紹介!
とは言え、さすがに男鹿は遠いよね…首都圏でもなまはげに会える?
秋田県男鹿市は東京から飛行機で1時間10分、そこから車でおよそ1時間半ほどかかります。いきなり行くにはなかなか高いハードルですので、まずは首都圏でなまはげに触れ合ってみてはいかがでしょう?
こちらの記事は実際になまはげに会えるお店やイベントを集めてご紹介しています!
都内や神奈川でもなまはげに会える?なまはげにまつわるイベントや場所をご紹介!
家族で楽しめる?なまはげ柴灯まつりレポート!
こちらの記事は小さな子供を連れて「なまはげ柴灯まつり」を楽しんだ模様をレポート!「なまはげに会いたい!」とせがむ4歳児…実際に対面したときのリアクションは…?
☆こどもと一緒になまはげに会いに☆ なまはげ柴灯祭り体験レポート!
また、秋田ケーブルテレビで全日程をYouTubeチャンネルにてライブLIVE中継予定です。「当日、男鹿に行けない!」という方はこちらから映像でお楽しみください!
祝☆ユネスコ無形文化遺産登録!満員札止めの2019年のなまはげ柴灯まつり!
こちらも同じく2019年のなまはげ柴灯まつりをレポート!なまはげに会えるだけでなく、ご当地グルメも充実!大人でも、おひとりさまでもバッチリ楽しめる魅力を伝えます!
今会えるナマハゲ!なまはげ柴灯まつりの見所や混雑状況は?現地から速報レポート!
実際に大晦日に行ってみたいけど、どんな感じなの?
ナマハゲ行事の本番は大晦日の1日だけです。今も地元に根付く生の風習に触れるにはこの日に男鹿に行くしかありません。男鹿の人々は実際にどんな感じでナマハゲをお迎えしているのか、地元の方々のSNS投稿からチェックしてみましょう!
2018年の大晦日、なまはげが秋田に来訪!インスタ投稿をまとめました!
ナマハゲの伝統継承に向けた地元の取り組みとは?
2018年、ナマハゲは「来訪神:仮面・仮装の神々」としてユネスコ無形文化遺産に登録されました。男鹿では、ただ観光に活用するだけでなく、正しい知識を身につけてナマハゲ文化を伝えるための試験を導入したり、ナマハゲ文化に関わる人々が集まる機会を設けるなど、様々な試みを行なっています。
こちらの記事では地元の方々から聞いた話からそれらの取り組みをご紹介。関係者の想いと共にお届けします!