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埼玉県秩父市で食べたい絶品グルメ4選&ユネスコ世界遺産の秩父夜祭

更新日:2021/6/30 obaq
埼玉県秩父市で食べたい絶品グルメ4選&ユネスコ世界遺産の秩父夜祭

ユネスコの世界遺産に登録され日本の伝統文化を世界に発信する「秩父夜祭」

埼玉県北西部の秩父市は荒川に沿いの豊かな自然に恵まれ、県内でも屈指の観光スポットです。市街地の中心に社殿を構える秩父神社は秩父三社の一つで、年間を通して多種多様の年間行事が催されています。中でも毎年12月2日、3日に開催される「秩父夜祭」は、ユネスコの世界遺産に登録されています。古くから日本の伝統文化を語り継ぐばかりでなく、日本の魅力的な伝統文化を世界に発信しています。

秩父神社本殿の新年の様子

「秩父夜祭」開催時に秩父神社の境内でギリ廻しをする屋台

「秩父夜祭」開催時に秩父市内を巡行する屋台

わらじかつ丼(大島屋・安田屋)

日本の個性的な文化を育んだ秩父には、食の面でも独特の文化が根づいています。2014年の西武鉄道のCMで女優の吉高由里子さんが、丼からカツがはみ出す「わらじかつ丼」を覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?あの「わらじかつ丼」は、秩父神社とともに秩父三社に数えられる三峯神社の三ツ鳥居の真下に店舗を構える「大島屋」の看板メニューです。ボリューム感たっぷりですが、見た目ほどの油っこさはありません。サクサクとした食感と上品な味わいが特徴といえるでしょう。

三峯神社の三ツ鳥居の真下に店舗を構える「大島屋」(秩父市三峰297-2)

「大島屋」の「わらじかつ丼」

ご当地グルメとしてすっかりと定着した「わらじかつ丼」の元祖は「安田屋」です。1916年に小鹿野町で創業した「安田屋」のアイデアメニューが評判となり、秩父エリアの飲食店に広まりました。西武秩父駅近くに2軒目の日野田店を出店し、「わらじかつ丼」のみをメニューとして営業しています。分厚いカツに甘辛いたれをかける重厚な味わいが人気で、開店前には行列ができ始める人気です。

安田屋日野田店(秩父市日野田町1-6-9)

「安田屋」の「わらじかつ丼」

豚みそ丼(野さか・ちんばた)

秩父のご当地グルメの中で「わらじかつ丼」に匹敵する人気をもっているものは、「豚みそ丼」でしょう。秩父地方では、猟で捕った猪の肉を味噌で漬けて保存していました。これを豚肉に応用し、豚の味噌漬けが秩父の名物となりました。2008年には市内の野坂で営業をする「野さか」で、豚肉のみそ漬けを炭火で焼きあげて丼にする「豚みそ丼」が誕生し、味噌の風味をもって香ばしく焼き上がった豚肉が評判となり、瞬く間にご当地グルメとして広まったのです。

野さか(秩父市野坂1-13-11)

「野さか」の「豚みそ丼」

秩父の市街地を見下ろす丘に店舗を構える「ちんばた」も、「豚みそ丼」をメニューに加えています。かつての秩父錦の酒蔵を移築した店内には、和の情緒が漂います。自家製の合わせ味噌でしっかりと漬けこんだ豚肉を炭火で焼いた「豚みそ丼」が評判となっています。

ちんばた(秩父市大宮5919)

「ちんばた」の「豚みそ丼」

秩父ホルモン(一番館・高砂ホルモン)

豚肉を使った丼が秩父を代表するご当地グルメといえますが、庶民的な料理にも特徴があります。市内には数多くのホルモン店が営業をしています。秩父屠場で働いていた人が戦後、食材とはならず処分していた家畜の内臓を安く売り始め、秩父ホルモンが誕生したと言われています。安いながらもボリュームたっぷりで抜群のコスパです。日野田町に店舗を構える「一番館」では、「初めてのホルモンセット」をメニューに加えています。シロ、生モツ、カシラ、タン、ハツ、レバー、豚トロ、ガツに、心臓近くの血管のタケノコを加えた9種類の部位が一皿に盛られ、変化に富んだ味わいを楽しむことができます。

一番館(秩父市日野田町1-4-6)

「一番館」の「初めてのホルモンセット」

秩父鉄道の秩父駅近くの東町に店舗を構える「高砂ホルモン」は、開店すると同時に満席になってしまうことが多いようです。ワイルドな店内には独特のレトロ感が漂います。人気のカシラ、ネック、シロを網焼きする煙が絶えることはありません。

高砂ホルモン(秩父市東町30-3)

「高砂ホルモン」で人気のカシラ、ネック、シロ

秩父そば(武蔵屋・みやび庵)

埼玉県内には熊谷市のように日本一の暑さを競う都市もありますが、秩父地方は山々に囲まれた盆地のため比較的涼しい気候です。古くからそばの栽培が盛んに行われ、荒川の源流近くの清流が「秩父そば」を腰が強く風味豊かなものにしてくれます。緩やかな勾配を描く妻入り屋根が特徴的な「武蔵屋」では、仄かな甘みをもった出汁が、手打ちの「秩父そば」の味をひきたてています。

武蔵屋(秩父市番場町4-11)

「武蔵屋」の「せいろそば」

日野田町に店舗を構える「みやび庵」では、つなぎを使うことない十割そばを手打ちしています。そばきりには、3つの種類を備えています。一番粉ではそばの実の最も芯にある真白い粉だけを取り出します。二番粉では実の芯の少し外側の部分を挽きこみ、三番粉には実の甘皮が挽きこまれます。そば粉の種類によって微妙に異なる味わいを体感することができるのです。

みやび庵(秩父市日野田町2-6-24)

「みやび庵」の「三種蕎麦きり」

埼玉県北西部の秩父市は、秩父神社を中心とした伝統文化が根づいています。ユネスコの世界遺産に登録される秩父夜祭が行われる県内屈指の観光地であるばかりでなく、バラエティー豊富なご当地グルメを楽しむことができます。

この記事を書いた人
オマツリジャパン オフィシャルライター
2010年より旅行系のフリーライターとして各種メディアで記事の執筆を行っております。「おまつり」には各々の地域の歴史や伝統、文化が凝縮しています。関東地方で開催されている「おまつり」を中心に、その魅力を紹介して参ります。

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