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日本三大阿波踊りとは?いつ開催?徳島、高円寺、もうひとつはどこ?

2023/8/12
2024/3/5
日本三大阿波踊りとは?いつ開催?徳島、高円寺、もうひとつはどこ?

日本全国で開催されている盆踊りのうち、最も有名なのは「阿波踊り」で異論はないでしょう。今では本場徳島のほかにも、各地で行われていることをご存じでしょうか。なかでも、

◎阿波おどり(徳島県徳島市)
◎東京高円寺阿波おどり(東京都杉並区)
◎南越谷阿波踊り(埼玉県越谷市)

の3つは、特に規模が大きく有名で「日本三大阿波踊り」と呼ばれています(異説あり)。この記事では3つの阿波踊りがそれぞれどんなお祭りか、最新の開催情報もあわせてご紹介します。

ちなみに、「阿波踊りって盆踊りなの?」という素朴な疑問がわきますが、そんなときは下記記事に解説がありますのでぜひ合わせご参照ください。

(この記事は2022年に公開されたものを再編集しています。2023年8月12日 編集部更新)

阿波おどり(徳島県徳島市)

阿波踊りの本家本元である徳島県徳島市の阿波おどりは、期間中に国内外から100万人以上の観光客が訪れる日本有数のお祭りでもあります。例年8月12日~15日にかけて行われ、2022年は3年ぶりの開催、2023年もコロナ禍以前の通常開催に近い形で開催されます!

阿波踊りでは、踊り手たちが「連」と呼ばれるグループに属して踊りの技を磨き、競い合います。基本的には複雑な振り付けはないからこそ、チームとしての連帯感が肝心。徳島の阿波おどりは、それぞれの連が1年間の集大成を披露する場でもあり、一糸乱れぬ動きはまさに圧巻です。スピードや音楽にもそれぞれの連のこだわりと工夫が込められており、いくら見ていても飽きません。

オマツリジャパンには、2022年の現地レポートや、有名連の連長やプロの踊り手へのインタビュー記事がありますので、ぜひチェックしてみてください!


詳細なタイムスケジュールや最新情報などは阿波おどり公式サイトからご確認ください。

東京高円寺阿波おどり(東京都杉並区)

関東は本場徳島に次いで阿波踊りが盛んな地域です。その中でも、東京高円寺阿波おどりは多くの観光客や踊り手が集まる規模の大きな夏祭りです。毎年、徳島の阿波踊りが終わった8月最終の土日に開催されます。

昭和32年(1957年)、高円寺の街おこしの起爆剤として、地元の青年会が阿波踊りを導入し、「高円寺ばか踊り大会」として開催したのがこのお祭りの始まりです。昭和36年からは本場徳島の師匠から本格的な阿波踊りの手ほどきを受け、昭和38年に正式に「高円寺阿波踊り」に名称変更しました。

さらに昭和40年には、本場の阿波踊りを習得するため、「阿波踊り留学」と称して12人の有志が徳島へ旅立ちます。その甲斐もあり、「第9回高円寺阿波踊り」では参加者800名、観客28万人となる一大イベントに成長し、マスコミにも取り上げられるようになりました。その後、多くの連が発足し、演舞場の拡大とともにお祭りもますます盛大になっていったのです。

高円寺阿波踊りでは、夕方から夜にかけて笛や太鼓、三味線の賑やかな鳴り物に合わせ、高円寺の街をたくさんの踊り手が練り歩きます。本場徳島からの参加もあり、多くの連が参加し祭りを盛り上げます。

オマツリジャパンには、「見る阿呆」になるための完全ガイドや、初心者が踊ってみた体験レポートなどがありますので、ぜひご覧ください。


2022年は「座・高円寺(杉並芸術会館)」で屋内のみの開催でしたが、今年2023年の第64回東京高円寺阿波おどりで、いよいよ4年ぶりに屋外の街路での演舞が戻ってきます!開催日は8月26日(土)~27日(日)の2日間です。詳細なタイムスケジュールや最新情報などは東京高円寺阿波おどり公式サイトからご確認ください。

また、今年は演舞場の特別観覧協賛席よりもさらにゆったりと、最大2名で利用できて高円寺ならではの食とお酒を飲み放題で楽しめる「プレミアム協賛席」が設けられます。普段は入れない中央演舞場の特別区画で、阿波踊りの迫力を間近で体験!同時に料金の一部を寄付金として、高円寺阿波踊りの開催と継続を応援することができます。

2023年の東京高円寺阿波おどり「プレミアム協賛席」の詳細はこちら

4年ぶりの通常開催で、熱狂と興奮に包まれる高円寺の阿波踊りを全力で楽しみましょう!

南越谷阿波踊り(埼玉県越谷市)

埼玉県越谷市で毎年8月最終の土日に開催される「南越谷阿波踊り」は、2023年で第37回を迎えるお祭りです。徳島県出身で南越谷に拠点を置いた実業家である中内俊三氏が、「地元へ恩返しをしたい」という気持ちから2つの地元をつなぐものとして提案し、1985年に始まりました。

南越谷阿波踊りには、地元だけでなく徳島や関東からも多くの連が参加し、越谷の街を盛り上げます。それぞれの連は、街中を踊り手が練り歩く「流し踊り」をはじめ、各会場で「舞台踊り」「組み踊り」「輪踊り」などバラエティ豊かな踊りを披露します。
メイン会場は南越谷中央通りですが、会場はJR武蔵野線「南越谷駅」、東武線「新越谷駅」周辺の約300m四方のエリアに集まっているため、短い移動距離でスタイルの異なる踊りを見ることができるのもこのお祭りの魅力です。

下記は2019年のお祭りの様子を現地からたっぷりとご紹介したレポート記事です。ぜひ参考にしてください!

2022年は規模縮小開催でしたが、今年2023年は通常開催!4年ぶりに「なんこし」の街に阿波踊りの夏が戻ってきます。日程は8月25日(金)が前夜祭、26日(土)~27日(日)が本祭と3日間にわたっての開催です。詳細や最新情報などは南越谷阿波踊り公式サイトからご確認ください。

おわりに

阿波踊りは、徳島だけでなく全国各地で親しまれ、日本が誇るお祭りとして各地で独自の発展を遂げました。
今回は「日本三大阿波踊り」の通説として挙げられている3つの阿波踊りを紹介しましたが、他にも一例をあげると

・あわ阿波踊り(徳島県阿波市)
・鳴門市阿波踊り(徳島県鳴門市)
・いけだ阿波おどり(徳島県三好市池田町)
・みちのく阿波踊り(山形市、郡山市)
・神奈川大和阿波おどり(神奈川県大和市)
・開成町阿波おどり(神奈川県開成町)
・東京大塚阿波おどり(東京都文京区)
・下北沢阿波おどり(東京都世田谷区)
・富士山すその阿波おどり大会(静岡県裾野市)

などなど、徳島県内の他の市や全国各地で数多く行われており、いかに阿波踊りがそれぞれの地域の人々に愛されているかがわかります。

基本的にはシンプルなリズムに簡単な振付けで踊れる阿波踊り。だからこそ活気溢れるお祭りになり、見ているだけでも前向きなパワーを与えてくれるのかもしれません。あなたもぜひ、お近くの阿波踊りをチェックして、次回開催のときには訪れてみてはいかがでしょうか。

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