どうも。奇祭ハンターのまっくです。
今回は9月6日の飴の日にちなんで、奇祭に登場するちょっとアダルトな飴たちをご紹介。子孫繁栄を象徴する男性のシンボルの形状をしており、「子宝飴」や「さずかり飴」など様々な名称で呼ばれる胸騒ぎの飴たちを列挙していきます!
➀かなまら祭の「子宝飴」【神奈川】
この投稿をInstagramで見る
「男は黙ってショッキング・ピンク!。フレッシュなピンクこそ神々しい」。そんなピンク押しの方におすすめなのがかなまら祭の「子宝飴」だ。
この祭りは神奈川県は川崎市の金山神社で、毎年4月の第1日曜日に開催される。ご神体は男根の形をした「かなまら様」。ピンクのエリザベス神輿を筆頭に、男根をかたどった3基の神輿がかつぎ出される。後で紹介する豊年祭やほだれ祭では御神体が水平に置かれる仕様だが、このかなまら祭りでは男根が垂直に立つ仕様となっているのも特徴だ。
元々金山神社は鍛冶の神様を祀る神社だったが、江戸時代に川崎宿の遊女たちの病除けに端を発し、かなまら祭が行われるようになった。子授けや縁結び、現在ではエイズ除けの祭りとしても有名で、コロナ禍以前には外国人観光客も多数訪れていた。祭りの参拝客に人気で飛ぶように売れるのが男根の形をした「子宝飴」だ。
飴は男性シンボルの形状が一般的だが、しっかり女性のシンボル版もある。境内での「子宝飴」は午前中も早々に完売となりがちなので要注意だ。そんな時は近所の川崎大師に隣接する商店街へ行ってみよう。ここでは境内で売られていたピンクの「子宝飴」以外にも多種多様な色とりどりの「子宝飴」が売られているから、お土産選びにも最適である。
➁大鷲神社の「子孫繁栄の飴」【千葉】
この投稿をInstagramで見る
「祭りのときだけでなく、常時楽しみたい」「未成熟なピンクよりも黒光りがいい!」。そんは方におすすめしたい男根飴こそが「大鷲さま」の名で地元民に親しまれる大鷲神社の「子孫繁栄の飴」だ。
経験豊富で余裕ある熟成味を感じさせる色づかいが素晴らしい。子孫繁栄はもちろん、家内安全、商売繁盛、交通安全などのご利益がある。飴と一緒の袋の中に有難い絵が描かれたお札が入っており、中央を折り畳むことで真の絵柄が出現する仕組みとなっているので要チェック!
③豊年祭の「さずかり飴」【愛知】
この投稿をInstagramで見る
「御神体にはフランクフルト感を求めたい!」。そんなよくわからない要望をお持ちの方におすすめなのが、愛知県の田縣神社で毎年3月15日に行われる天下の奇祭「豊年祭」だ。
この祭は木曽ヒノキで作った直径60センチ、長さ2メートル余りの大男茎形(男性の性器)を神輿にして練り歩く。垂直に立てるのではなく、寝かして運ぶのが➀の「かなまら祭」との違いだ。五穀豊穣、万物育成、子孫繁栄などのご利益がある。この祭で手に入れることができるのが「さずかり飴」。飴だけでなく玉つきのチョコバナナ「ばなちん」も要チェックだ。
➃ほだれ祭りの「福子宝飴」【新潟】
この投稿をInstagramで見る
「新婚なんだから御神体にライドォンしたい!」。そんなぶっとんだ夢をお持ちの方におすすめなのが、越後の奇祭「ほだれ祭り」だ。
この祭りは毎年3月の第2日曜日に行われ、高さ2.2m、重さ約600kgの巨大な男根形の御神体「ほだれ様」を祀る。「ほだれ」は「穂垂れ」と書き、農耕の実りを意味する。ほだれ様は農耕と人の実りの神様なのだ。祭りではほだれ様を神輿に仕立てて初嫁を乗せ、これを男衆が担いで五穀豊穣と子宝・安産を願う。
このほだれ祭りで売られているのがカラフルな「福子宝飴」と「さずかり飴」。男性バージョンだけでなく、女性版もあり、男女バージョンがセットになった「さずかりセット」も売られていおり、グッズ展開が豊富だ。
さらに、ほだれ祭りでは飴だけでなく日本酒「ほだれ酒」も売られているのでこちらもチェックしたい。