古都の魅力あふれる京都は、国内のみならず海外からも絶大な人気を集めています。京の都が栄華を誇った平安時代、貴族によって行われていた雅な祭礼や行事は今なお受け継がれていますが、その代表格が「葵祭(あおいまつり)」です。
1,000年あまりも前に、清少納言や紫式部も同じ光景を見て、作品に登場させていたという葵祭。一体どのようなお祭りなのか、由来や見どころなどをご紹介しましょう。
祇園祭、時代祭とならび京都三大祭りの一つと称される葵祭。元々は「賀茂祭(かもさい)」と呼ばれていた、下鴨神社と上賀茂神社の例祭です。
現在は毎年5月15日に行われ、500名もの行列が京都御所から下鴨神社を経由して上賀茂神社まで約8kmの道のりをゆっくりと進み、爽やかな初夏の京都が平安時代にタイムスリップしたかのような情景に包まれます。
空模様が心配されましたが本日、京都三大祭のひとつ•葵祭が行われます。勅使や検非違使など平安時代の王朝行列を再現した約500名•1kmの行列が京の街を練り歩きますhttp://t.co/nwJ8L55FzA
(京阪電車•出町柳駅下車) pic.twitter.com/82f81Ee4HO— 京阪電車おでかけ情報【公式】 (@okeihan_net) May 14, 2015
祭りの起源は京都三大祭りの中で最も古く、約1500年前の大和時代までさかのぼります。当時は度重なる風水害により凶作が続いていました。
欽明天皇が占いをさせると原因は賀茂の神様の祟りだと分かり、それを鎮めるため馬に鈴を付けて走らせ五穀豊穣を祈願したのが祭りの始まりといわれています。
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都が京都に移って平安時代になると、天皇が国の平和を願って使者である勅使(ちょくし)を派遣し、祈りを捧げるという国家的な祭りへと発展します。
この勅使が賀茂社へと向かう道中の行列が、次第に注目を浴び大勢の観客が集まるようになりました。これこそが現代でも最大の見どころである行列「路頭(ろとう)の儀」になったというわけです。
また、勅使が賀茂社で捧げる祈りは「社頭(しゃとう)の儀」と呼ばれ、こちらも今の葵祭で変わることなく斎行されています。
2013年葵祭の勅使 pic.twitter.com/kTpSh2Y9vA
— nihonkamoshika (@5230882) May 22, 2013
現在の路頭の儀には2つの行列があり、勅使の役目をする近衛使代(このえつかいだい)を中心とする「本列」と、その後ろに斎王代(さいおうだい)を中心とする「斎王代列」が続きます。
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斎王というのは、平安時代に皇室の未婚の女性から選ばれて賀茂社に奉仕した女性のことです。現代では京都市民の女性から1名が選ばれ、斎王に代わる「斎王代」としてその役割を担います。美しい十二単をまとった斎王代は、腰輿(およよ)と呼ばれる輿に乗って優雅に都大路を進むのですが、その華やかな姿はまさに葵祭のヒロインです。
ちなみに葵祭の名前の由来は、賀茂社の神紋である二葉葵にちなんで社殿には葵を飾り、斎王代や腰輿をはじめ、祭りに参加するすべての人々や乗り物が葵の葉を付けることからきています。
今日は京都で葵祭の巡行
祭りの主役ヒロインの斎王代が十二単をまとい禊を行います
葵の葉は牛車、勅使の衣や冠などすべてに飾られます
さすがに伝統あるきらびやかな祭りですね#葵祭 pic.twitter.com/lDIT2shhgu— おもいや Omoiya (@Omoiya5) May 15, 2018
「路頭の儀」が行われる5月15日よりも前に、葵祭では5月初旬から様々な儀式が「前儀」として行われています。例えば、5月3日に下鴨神社で行われる「流鏑馬(やぶさめ)神事」は、日本三大流鏑馬の一つとして有名です。
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5月4日には、上賀茂神社と下鴨神社で毎年交互に「斎王代女人列禊の儀(さいおうだいにょにんれつみそぎのぎ)」が行われます。これは斎王代と女人たちが身を清める儀式で、雅楽が流れる中、平安装束を身につけた50余名の女人列が進むさまは雅な王朝絵巻を彷彿とさせます。
葵祭5月4日斎王代禊の儀 1
令和元年 葵祭 斎王代 pic.twitter.com/orVXWb8ifR— ハイパーカメラ小僧テクノロジー (@1HsZQ7hOhacW9TN) December 30, 2019
5月5日には上賀茂神社で「賀茂競馬(かもくらべうま)」が行われ、2頭の馬の勝敗でその年が豊作かどうかを占います。
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5月12日には上賀茂神社で「御阿礼神事(みあれしんじ)」が、下鴨神社では「御蔭祭(みかげまつり)」が執り行われます。いずれもコロナ禍でも中止せずに斎行された、神霊を賀茂社に迎えるための大切な神事です。
単に「まつり」といえば葵祭(賀茂祭)のことを指すほど、平安時代の当時から見物客がごった返していた葵祭。世界最古の小説といわれる「源氏物語」では、作者の紫式部が、熱狂する葵祭を女性同士の恋愛のバトルの舞台に設定し、巧みに活写しています。
それは第九帖「葵」の「車争い」の場面。禊神事の行列に参加する光源氏の晴れ姿を一目見ようと、元恋人の六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)は目立たぬよう古びた網代車に乗ってやってきます。そこへ後から正妻の葵の上の牛車がやってきて、場所の取り合いでお供の者たちが大乱闘になってしまうのです。
結局、立ち退かされ車も壊され、大勢の見物客の前で恥をかかされた御息所は、嫉妬と屈辱から生き霊となって葵の上に取り憑き、とうとう殺してしまうというストーリーです。
【 #屏風と襖絵 】『源氏物語』の葵の上(あおいのうえ)と六条御息所(ろくじょうみやすんどころ)による行列見物の場所争いを描いた重文「車争図屏風」。乱闘場面を表わす円環状の構図が見事な作品で、作者の狩野山楽(さんらく)は九条家から信頼され、庇護を受けることになります。本館7室、~7/1。 pic.twitter.com/YD3pNEShLW
— 東京国立博物館(トーハク) 広報室 (@TNM_PR) June 15, 2018
また、日本初の随筆といわれる「枕草子」を書いた清少納言も葵祭を絶賛。行列に参加する人々の美しい装いや初夏の風景の爽やかさなどを愛で、祭りが終わった後の切なさを「枯れた葵」に重ね合わせて綴っています。
葵祭の後の切なさについては、吉田兼好も自身の随筆「徒然草」の中でふれており、時を経て鎌倉時代になっても、葵祭は変わらず愛される祭りであり続けたことが分かります。
この記事では、元々は賀茂祭と呼ばれていた「葵祭」をご紹介しました。
途中、戦乱の時代には長期中断もあり、ここ数年のコロナ禍では神事のみ行い、祭りのハイライトである路頭の儀が中止になったりもしました。
それでも1,000年もの間に京都の町に刻まれた歴史と育まれた文化が、誇りと情熱をもって祭りという形で表現されているように感じられます。
興味をもった方はぜひ、最新の情報を京都観光公式サイトなどでチェックして次回の葵祭を訪れてみてはいかがでしょうか。
国内外問わず、その魅力で多くの人を惹きつけてやまない古都・京都。
平安の世に大陸から伝わった当時の最先端の文化や風習・年中行事を朝廷の催しに取り入れ、独自に発展させ、継承してきた風土ゆえ、王朝文化の典雅な趣を今も感じさせてくれる祭礼が数多く残り、開催されています。
なかでも、
◎祇園祭
◎葵祭(賀茂祭)
◎時代祭
の3つの祭りは「京都三大祭り」と称されています。
これに「五山送り火」を加えて「京都四大行事」と呼ばれることもありますが、この記事では、祭りの始まりや歴史、内容が似ているようで実は三者三様の、この3つの祭りについてご紹介します。
祇園祭は、日本三大祭りの一つにも数えられ、京都のみならず日本を代表するお祭りです。明治元年(1868年)に改称するまで祇園感神院(祇園社)という名前だった八坂神社の祭礼として、毎年7月1日から31日まで1か月にわたって行われ、京都の夏の風物詩となっています。
歴史は古く、1,150年以上。平安時代前期の貞観11年(869年)、全国で猛威をふるった疫病を鎮めるため、京都の神泉苑で当時の国の数と同じ66本の鉾(ほこ)を立てて行われた「祇園御霊会(ぎおんごりょうえ)」が始まりとされています。
祇園祭の最大の見どころは、「山鉾(やまほこ)」と呼ばれるきらびやかな山車(だし)が町中を練り歩く「山鉾巡行」です。
現在のように山鉾が豪華に、祭りが盛大になったのは、室町時代のこと。応仁の乱で京都が焼け野原になり、貴族が去って町人が台頭するにつれ、各町が経済力を誇示するため山鉾を華やかにして競うようになりました。
山鉾の装飾品の中には、当時、西洋やアジアから輸入されたタペストリーなど、現在では入手不可能な芸術的価値が高い貴重品も多く含まれます。
それゆえ山鉾は「動く美術館」とも呼ばれ、「京都祇園祭の山鉾行事」としてユネスコの無形文化遺産にも登録されています。
祭りのクライマックス「山鉾巡行」は、毎年7月17日の前祭(さきまつり)に23基、7月24日の後祭(あとまつり)に11基の山鉾が登場して練り歩きます。両日とも夕方に、八坂神社の三祭神を乗せた3基の神輿が町を渡御するため、それに先立って町を祓い清める目的で行われています。
前祭の前の7月14日~16日までと、後祭の前の7月21日~23日まで、それぞれ3日間は「宵山」と呼ばれる前夜祭の期間です。山や鉾には提灯が灯ってお囃子の音が響き、街中が祭りムード一色に。中に上って内部を見学できる山鉾があったり、さまざまな露店が出ていたりと、山鉾巡行にも劣らない人気で多くの人が訪れます。
その他にも見どころ満載の祇園祭。初めてでも楽しみ尽くす方法を下記の記事で伝授していますので、ぜひ合わせてご覧ください!
今年2022年の祇園祭は、例年どおり7月1日(金)~31日(日)に開催。コロナ禍で山鉾巡行は2020年から縮小開催が続いていましたが、3年ぶりに通常通りの形で実施され、2年間中止だった宵山も行われました。
加えて大きな話題となったのが、応仁の乱以前から巡行していて大人気だったのに、何度も焼失に遭い約200年間「休み山」となっていた「鷹山」の復活です!
祇園祭の詳細は京都観光公式サイトなどでご確認ください。
葵祭は、元々は「賀茂祭」と呼ばれた下鴨神社と上賀茂神社の例祭です。毎年5月15日に行われ、500名もの行列が京都御所から上賀茂神社まで約8kmの道のりをゆっくりと進み、爽やかな初夏の京都が平安時代にタイムスリップしたかのような光景に包まれます。
祭りの起源は京都三大祭りの中で最も古く、約1500年前の大和時代までさかのぼります。当時は度重なる風水害により凶作が続いていました。欽明天皇が占いをさせると原因は賀茂の神様の祟りだと分かり、それを鎮めるため馬に鈴を付けて走らせ五穀豊穣を祈願したのが祭りの始まりといわれています。
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都が京都に移って平安時代になると、天皇が国の平和を願って使者である勅使(ちょくし)を派遣し、祈りを捧げるという国家的な祭りへと発展します。
この勅使が賀茂社へと向かう道中の行列が、次第に注目を浴び大勢の観客が集まるようになりました。これこそが現代でも最大の見どころである行列「路頭(ろとう)の儀」になったというわけです。
また、勅使が賀茂社で捧げる祈りは「社頭(しゃとう)の儀」と呼ばれ、こちらも今の葵祭で変わることなく斎行されています。
空模様が心配されましたが本日、京都三大祭のひとつ•葵祭が行われます。勅使や検非違使など平安時代の王朝行列を再現した約500名•1kmの行列が京の街を練り歩きますhttp://t.co/nwJ8L55FzA
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現在の路頭の儀には2つの行列があり、勅使の役目をする近衛使代(このえつかいだい)を中心とする「本列」と、その後ろに斎王代(さいおうだい)を中心とする「斎王代列」が続きます。
斎王というのは、平安時代に皇室の未婚の女性から選ばれて賀茂社に奉仕した女性のことです。現代では京都市民の女性から1名が選ばれ、斎王に代わる「斎王代」としてその役割を担います。美しい十二単をまとった斎王代は、腰輿(およよ)と呼ばれる輿に乗って優雅に都大路を進むのですが、その華やかな姿はまさに葵祭のヒロインです。
ちなみに葵祭の名前の由来は、賀茂社の神紋である二葉葵にちなんで社殿には葵を飾り、祭りに参加する人々はみな葵を身につけることからきています。
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「路頭の儀」の前に、葵祭では様々な儀式が「前儀」として行われています。例えば、5月3日に下鴨神社で行われる「流鏑馬(やぶさめ)神事」は、日本三大流鏑馬の一つとして有名です。5月5日には上賀茂神社で「賀茂競馬(かもくらべうま)」が行われ、2頭の馬の勝敗でその年が豊作かどうかを占います。
5月12日には上賀茂神社で「御阿礼神事(みあれしんじ)」が、下鴨神社では「御蔭祭(みかげまつり)」が執り行われます。いずれもコロナ禍でも中止せずに斎行された、神霊を賀茂社に迎えるための大切な神事です。
今年2022年の葵祭は、流鏑馬神事や賀茂競馬、御蔭祭などの神事は行われたものの、祭りのハイライトである路頭の儀の行列が新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止となってしまいました。来年こそは完全開催できることに期待しましょう。
葵祭の詳細は京都観光公式サイトなどでご確認ください。
毎年10月22日に開かれ、「動く歴史風俗絵巻」とも呼ばれる総勢2,000名もの行列で秋の京都を彩るのが「時代祭」です。祇園祭や葵祭と同様にとても雅で華やかなお祭りですが、他の2つの祭りが千数百年の歴史を持っているのに比べとても新しく、今から130年ほど前に始まりました。
祭りが始まった明治28年(1895年)は、平安京に遷都してからちょうど1,100年という節目の年。当時の京都は幕末の戦乱による荒廃と衰退から、復興と近代化を遂げている途上でした。そこで「平安遷都千百年紀念祭」を行い、同年に「第四回 内国勧業博覧会」開催も誘致して、見事な経済回復を実現させたのです。
このとき紀念祭の象徴として創建されたのが平安神宮であり、創建を祝して時代行列を行ったものが現在の時代祭の始まりとなりました。
時代祭では、明治維新から江戸時代、安土桃山時代、室町時代へと時代をさかのぼっていき、桓武天皇が平安京を築いた延暦の時代まで、8つの時代で20の行列が登場します。目の前に千年を超える京都の文化が蘇る様はまさに圧巻の一言です。
使用される衣装・祭具・調度品は合計で約1万2,000点にのぼりますが、そのすべてが精密な時代考証を重ねたうえで再現された本物。千年以上にわたって京都市民が培ってきた伝統工芸技術の粋が凝縮され、細部にまで京都人の心意気と誇りがふんだんに織り込まれているのです。
時代祭は、開催開始の翌年から平安神宮の祭礼となっており、時代行列の終盤には、ご祭神である桓武天皇と孝明天皇をのせた2基の神輿「御鳳輦(ごほうれん)」が練り歩く「神幸列」が巡行します。
両祭神に一年に一度、京都市内の安泰と繁栄、進化をご覧いただいて、京都市民の平安を祈る祭礼が「時代祭」の真の意義です。各列はこの神幸のお供をする行列となっています。
時代祭が始まった経緯や時代背景から、各列の詳細などは下記記事で詳しく紹介しています。ぜひ併せてご覧ください!
コロナ禍で中止を余儀なくされていた時代祭ですが、今年2022年は10月22日(土)に通常開催されます。
例年どおり、総勢2,000名の大行列の先頭が京都御所の建礼門前を正午に出発し、約2㎞の道のりを進みます。平安神宮への到着は14:30頃の予定です。
すべての行列を椅子に座ってじっくり、ゆっくりと観られる有料観覧席は京都御苑、御池通、平安神宮道の3か所に設けられます。
有料観覧席の詳細とチケット購入は、京都観光オフィシャルサイトのこちらのページなどからご確認ください。
今回は「京都三大祭り」と称される、祇園祭、葵祭、時代祭をご紹介しました。
3つの祭りは起源や目的、内容は違えども、いずれも京都という町に刻まれた歴史と育まれた文化が、誇りと情熱をもって祭りという形で表現されているように感じられます。
逆にいうと、京都三大祭りは千数百年もの京都の歴史と文化を一度に実感できる貴重なチャンスです。興味をもった方はぜひ祭りの期間に訪れてみてはいかがでしょうか。
寒さの中気持ちを込めて奉納する盛岡裸参りは、藩政時代から伝えられてきた神聖なる伝統行事。小正月の夜、下帯姿に注連縄、わらじ姿の男たちが、一年の無病息災、豊年を祈願するお祭りです。
2020年は、不退院:1/12、永祥院:1/11、教浄寺:1/14、盛岡八幡宮:1/15、浅草観世音:1/18、桜山神社:1/26に行われましたが、2021年は、中止が決定しました。
さて、盛岡裸参りと言われて、どのような祭りを想像しますか。
盛岡八幡宮裸参りが15日(月)行われました。
激しい雪と身を切る寒さの中、鈴を鳴らし、「はさみ」を左右に振りおろしながら、八幡通りを進む勇ましい姿が見られました!#岩手 #盛岡 #裸参り #盛岡八幡宮 pic.twitter.com/jPt6wTdL6d— 岩手県盛岡広域振興局 (@pref_iwate_mori) January 16, 2018
盛岡裸参りは、下帯姿に注連縄、わらじ姿の男たちが、一年の無病息災、豊年を祈願するお祭りで主に盛岡の地域の消防団が主となって参加しています。例年9月14日~16日まで行われる盛岡秋まつりの各団体がほとんどそのまま裸参りにも参加しているのです。
筆者が所属する「八幡町四分団 い組」は、盛岡八幡宮のお膝元と団体として盛岡秋まつり同様毎年参加しています。今年は、新型コロナウイルスにより中止の報告を受け、皆がっかりしています。この記事では、同団体の紹介をしながら昨年までの様子を振り返ります。
「八幡町四分団 い組」では、当日使う「はさみ」と呼ばれる3メートルほどの長い棒や「くわえ」と呼ばれる三角の白い棒を事前に準備します。「はさみ」には108枚の三角の紙を挟みます。これで煩悩を払うそうです。「くわえ」は、半紙を三角に折ったもので、これをくわえて奉納する事によって、健康祈願などの思いを外に吐き出さずに神社まで持っていけると言われる事と極寒の盛岡の街を歩く参加者の震えを止めると言われています。
当日は、団体の参加者をサポートするように列の外側についた団体関係者が、参加者の「くわえ」を静かに交換します。また、各団体の先頭には、祈願する寺や神社に鯛やお餅などのお供えを持って歩く参加者の姿があります。
祭り当日、参加者は、昼ごろ集まり身を清めるために全員で近くの銭湯に向かいます。
丁寧に体を洗い、ゆっくりと熱いお湯に浸かって体を清め温めます。そして消防団の「番屋」に戻り、参加者ひとりずつ下帯を締めてもらいます。最近は下帯を締めてあげられる人が少なくなっていて、後継者を探しています。締め具合によって歩きやすさが違うそうです。
締め始めからキュッときつくしていく事で腰を支え、「はさみ」の重さに耐え、腰を落としてゆっくりと歩く独特の歩き方がしやすくなります。
参加者は、「しっかり締めてもらうと帯が自然と体になじんで締まり気持ちが入る。」と言います。男性だけではなく女性も参加できます。女性は、胸に晒しを巻いて参加です。
その後出発点である肴町商店街アーケードで記念写真をとり、整列し盛岡八幡宮に向かいます。ゆっくり腰を落として一歩一歩八幡宮に向かい、八幡宮に着くと一人ずつお神酒を頂き冷えた体を癒します。そして静かに帰路につきます。
盛岡裸参りは、参加者個人個人、そして団体でも健康や商売繁盛など祈願をして歩くものです。
ですから、各団体の列を横切ることはできません。参加者の思いを断ってしまうからだそうです。誤って通りぬけようとするなら、団体の係りの人や祭りの意味を知る地元の人から強く戻されます。お気をつけてご覧ください。また5年、10年、20年と続けて参加することによってご利益も大きくなるそうです。参加記念に銀杯や金杯などが贈られます。
静まり返った盛岡の夜の街に響く、裸参り参加者が鳴らす鈴の音に心も浄化される「静」の祭りです。来年はコロナ消滅を願って裸参りができる事を祈っています。
*写真は2020年までに撮影したものです。
「はじめての◯◯」あなたはこの丸の中にどんな言葉を思い浮かべますか?
あの有名テレビ番組や、アニメのエンディングテーマ、自分の青春時代の思い出が頭に浮かんだ方もいるのではないでしょうか。いつの時代も、何歳になっても「はじめて」っていいものです。
全国のお祭りには、はじめての体験や景色が見られるチャンスに溢れています。
そこで、編集部の私が、オマツリジャパンのライター陣に今年はじめてやってみたい事、行ってみたいお祭りについて聞いてみました!
伊豆生まれ伊豆育ち、お酒もお祭りも基本雑食(だけど生魚だけは食べられない)という寺川 芳雄さん。みんなからは親しみを込めて「よしをさん」と呼ばれています。
オマツリジャパン初期からライターとして活躍し、地元伊豆の名所や、福島県須賀川市の『松明あかし』、湯河原『灯りの祭典』のレポートなどフォトジェニックなお祭りを紹介していましたが、最近は「ふるさと祭り東京」でのくいだおれレポートや、自ら来訪神になる(前編、後編)など体を張った企画にも挑戦。
今年は「ちょっと船旅をしたいので離島の祭りに行き、現地で文献漁ったり謎の老婆に古くから伝わる童歌とか聞いて横溝正史ごっこをしたい」そうです。
「宮古島のパーントゥも行きたいけど、今行きたいのは小田原の湯かけ祭。かぶるなら泥より温かいのがいいよね。」と、今年も体当たりレポートへの期待が膨らみますね!
来訪神になるよしをさん
高円寺の阿波踊り連に加入し、ねぶたの跳人としてもお祭りを楽しむリエコさん。地元を愛する気持ちと、お祭りに関わる人たちへの積極的なインタビューに心が温まります。
そんなリエコさんは、「オマツリジャパンライターやサポーターの皆さんと『阿波おどり体験会』をやってみたい!」と意気込みを語ってくれました。リエコさんが所属している連の普段の練習を体験したり、鳴り物を触ってみたり、衣装を着てみたり、下駄を履いて踊ってみることで、体験したらお祭りが100倍楽しくなる、とナイスな提案。
この提案を受けて、オマツリジャパンサポーターで、3月に阿波踊り体験会が企画されています。この模様は後日改めてレポートしたいと思います。興味のある方はぜひご連絡ください!
そして、はじめて行ってみたいお祭りは「岐阜県の白鳥おどり」。岐阜在住で、毎年郡上踊りに行っている親戚から「白鳥おどりはどえれぇ(とても)激しいでぇ。りえちゃん、阿波おどりとかやっとるんやったら、こっちに行かなあかん」と勧めてくれたそうで、「郡上とのハシゴ」が決まったということです。
ネオン跳人と撮影するリエコさん
リエコさんの話を聞いて「阿波おどりを教わりたい、踊る阿呆になりたい!」と、今年はじめて体験したい事に手を挙げたのが、オマツリジャパンのコンテンツマスター、イケちゃん。
フジロックと阿波踊りが好きな2児の父親であるイケちゃんは、昨年のフジロックでがっつりと暴風雨に巻き込まれたものの、根性で現地から記事を書き上げました。
全国を飛び回りながらお祭りをレポートし、時には美女に鼻の下を伸ばしながらも、子供連れでお祭りに行くためのお役立ち情報を自ら発信。ライターの皆さんへのディレクションも担うイケちゃんの手によって、マツログの幅がグッと広がっています。
「天空の不夜城へ行って24メートルの灯篭を見てみたい」と語るイケちゃん。今年も僕たちが見たことのない景色を沢山見せてくれるのではないでしょうか?
イケちゃんと同じく、子供の視点を大切にしているじゅりさん。先日は子連れで行った、地元鳥越神社節分祭りの激しい戦いの様子をレポートしてくれました。
じゅりさんが今年トライしたいのは、鳥越祭で祭日限定の御朱印をいただくこと。「うそかえ」や上野東照宮春の牡丹祭りのカラフルな御朱印など期間限定モノも気になっているそうで、御朱印帳が活躍する1年になりそうですね。
はじめて行ってみたいお祭りは祇園祭。豪華な山鉾を見たいことを理由としてあげてくれましたが、その豪華さだけでなく、「邪気を払う山鉾の役割を、神々しいと思うか、恐ろしいと思うのか、はたまたなんとも思わないのか確かめてみたい」そうです。さあ、果たして感想はいかに。感動のレポートを楽しみにしています!
お祭りのレポートや、オススメのお祭りの紹介など記事のライティングに加えて、全国のお祭り情報の登録にも取り組んでいるMipoさん。
鳳蝶美成先生の盆踊り教室に通う、踊りが好きなMipoさんはオマツリジャパンの盆踊部にも所属しています。中野のパレードで、初めて踊った楽しさからハマった「黒石よされ」を本場青森で「ホッホッホ~って言いながら踊りたい」そうです。
本場に行くのはハードルが高いかな?と思うお祭りが体験できる機会も各地にあるかもしれません。
また、Mipoさんはオマツリジャパンの写真部と花火部にも入部しています。山形で開催される「赤川花火大会」を撮影し、赤川花火に包まれたいと思いを聞かせてくれました。
花火もさることながら、山形に行ったことがないことも理由の1つだそうです。まだ知らない地域に触れられることもお祭りの魅力ですね!
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オマツリジャパン写真部の部長で、現場への潜入力と臨場感ある写真が魅力のNaraiさん。先日は冬の海にも突入し、レポートを届けてくれました。
趣味でカメラを始めてからお祭り撮影にハマり、そこからお祭りに興味を持ったというNaraiさんは祭りに関わる人たちの思いを丁寧に描きます。
秩父の夜祭りレポート(前編、後編)での、迫力満点の写真に加え現地の方々の「祭りの心」を描く描写をぜひご覧ください。
そんなNaraiさんが今年はじめてやってみたいことは、「秩父屋台の太鼓部屋への潜入」。隠された場所は覗いてみたくなるのが人というもの、というジャーナリスト精神を垣間見せています。
はじめて行ってみたいお祭りは「奥三河地方の花祭り」。毎年11月から3月上旬にかけて、郡内15ヵ所の地区で盛大に開催されることから、「一度行ったらハマりそうで、奥が深く全貌を掴むのはかなり難しそうなので、まずは一度行って体感してみたい」そうです。
Naraiさん撮影の秩父夜祭、宵宮でのギリ回しの一コマ
最後にオマツリジャパン代表の優ちゃんこと、加藤優子に聞いてみたところ、「お祭りを盛り上げる重要な役割なので、笛、太鼓、鐘などのお囃子をぜひ体験してみたい!」とお祭り好きならではの視点でやりたいことを語ってくれました。
また、「東北のお祭り巡りなど、みんなで行ったらたのしそうだから!」という理由で、キャンピングカーでのお祭り巡りをしたいという願望も教えてくれました。
ひょっとしたらオマツリジャパン主催のキャンピングカーで行くお祭り巡りが実現するかも!?
さあ、皆さんの「はじめてやってみたい」はここにありましたか?今年も、マツログでは面白いお祭りを沢山ご紹介しますので、楽しみにしていてくださいね!
え、お前のはじめてやってみたい事は何かって?
僕はこの記事(閲覧注意!)を読んで、オマツリジャパン編集部に入りたいな~と思ったのです。今年こそは、かなまら祭りに行きたいぜ!
いろいろあった2018年、オマツリジャパンのスタッフがが勝手に選ぶお祭り総集編ベスト5!ユネスコ無形文化遺産登録など、世界に認められる日本の伝統が詰まった「山車」のお祭りをまとめました!
16世紀後半から続く歴史の重み、屋台の芸術性の高さ、高山の街並みとの組み合わせ、どこを切り取っても一級品の山車のお祭り。春の「山王祭」と秋の「八幡祭」の総称を高山祭といいます。
多くの職人の匠の技を集結させた祭屋台が魅力で、高山の街並みや自然の中を美しい朱色の屋台が優雅に進む様子に魅了されます。祭屋台では綱方という人形の操り師が、何本もの糸を使ってからくり人形を操り観客の目を楽しませてくれます。夜は100個もの提灯の明かりに照らされとても幻想的です。
開催:春の祭り4月14日、15日・秋の祭り10月9日、10日
場所:岐阜県高山市
神社:日枝神社・桜山八幡宮
引用:wikipedia
13台の車山(やま)それぞれに装備された精巧なからくり奉納は必見。
5トンの車山の前輪を人力で持ち上げて方向転換する「どんでん」は迫力満点!夜は365個の提灯が灯され、幻想的な雰囲気に。
国の重要無形民俗文化財に指定されており、寛永12年(1635年)から毎年開催されている歴史ある祭りです。山車全てで行われる江戸時代から伝わる人形で披露される、「奉納からくり人形」は全国でもここでしか見られません。特に「どんでん」は必見で、男衆が息を合わせて重さ5トンの車山を担ぎ上げる瞬間は思わず息をのむほどダイナミックです。
夜になると、提灯に灯された幻想的な車山と「どんでん」の激しさで、昼とは全く違った情景が楽しめます。
開催:毎年4月の第1土、日曜日
場所:愛知県犬山市
神社:針綱神社
「でか山」という名に恥じない、高さ12メートル、重さ20トンという圧倒的なデカさを誇る山車が3台引き回される。
ユネスコの無形文化遺産でありながら、観客が誰でも自由に引き回しに参加できるという、ハードルの低さも魅力的。
巨大な山車が特徴で、狭い路地、道路上の看板や建物すれすれに曳き回す様子は、観衆も思わず拍手喝采してしまうほど見事です。
最大の見どころは、巨大な山車を90度方向転換させる「辻廻し」です。
昔ながらのテコの原理で、前輪を持ち上げでか山が揺れ動く様子は大迫力です。
大人も子供も参加できるので、見ているだけでは味わえない楽しさがあります。
綱を引っ張るので軍手の用意は必須!
開催:毎年5月3日〜5日
場所:石川県七尾市市街地中心部
神社:大地主神社
曳き手が海に浸かるまで、5輌の山車を波打ち際ギリギリまで曳き下ろす「海浜曳き下ろし」が特徴的な祭り。
曳き下ろし前に行われる、威勢のいい掛け声とともに山車に綱を締め直す儀式の「棒締め」も、海沿いの地域の祭らしさを感じるポイント!
神社の祭神でもある神武天皇が海から亀先の地に上陸したことに由来して、浜辺でのお祭りが始まったとされています。
山車が海に入水する前に、男衆が威勢良くかけ声をあげながら水際で方向を変え、波打ち際を曳き回す姿は大迫力です。
豪華な幕や彫刻で飾られた山車が海辺に5台揃うと、「海辺に華が咲いたようだ」と讃えられているそうです。
海沿いの町らしい棒締音頭に合わせて、若者数人が力を込めて締め上げる棒締めの儀式も必見です。
開催:毎年5月3日、4日
場所:愛知県半田市
神社:神前神社
30台近い山車が曳き回される。曳き回し中に山車と山車が出会うと、山車の上部だけをくるりと回して正面を向き合い、お囃子の競い合いを行う「曳っかわせ」が行われる。交差点で4台、5台の山車が出会う曳っかわせは垂涎もの。
茨城県の石岡、千葉県の佐原と並び、関東三大山車祭りと言われています。小江戸と呼ばれ伝統的な蔵の町並みが残る通りを、30台近い山車が曳き回されます。職人技が込められた江戸風の豪華な山車の人形もみどころです。
夜の「曳っかわせ」は見もので、町の各交差点の至る所で繰り広げられるお囃子(笛、太鼓、踊り)の競演は、最高潮に盛り上がります。
開催:毎年10月の第3土、日曜日
場所:埼玉県川越市
神社:氷川神社
岩塚製菓から販売されている「大人のおつまみ」シリーズ。様々な味で販売され、味に合わせてお酒とのマリアージュが楽しめます。
今回は、日本初のお祭り専門会社である株式会社オマツリジャパンとの特別企画を開催!今回はお祭りを独自の角度でこよなく愛する方々にお集まりいただき、「大人のおつまみ」とお酒のマリアージュを楽しみつつ、お祭り座談会を行いました。
テーマは「今年の夏に行ったお祭り」。それぞれが今年行ったオススメのお祭りをお酒とおつまみ片手に熱く語っていきます。
皆様も是非画面の前でご一緒にポリポリしながら奥深いお祭りの世界を覗いてみませんか?
大人のおつまみについてはこちらをチェック:大人のぽりぽりクラブ
<今回用意したもの>
・大人のおつまみ:
―枝豆あられ
―塩わさび
―えびカリ
―えび黒こしょう
―マヨカリ
・飲み物:
―ビール
―ワイン(赤・白)
―日本酒
―サワー(グレープフルーツ・レモン)
―ハイボール
―梅チューハイ
・MAC(マック)さん(いちばん右)
全国の奇祭を訪れる奇祭ハンターMAC。もともとはお祭りが大好きであり、様々なお祭りに参加していた。魅力的なお祭りを求め続けるうちに奇祭に魅せられ、今では全国の裸祭りから火祭りまで様々なお祭りを訪問。
オマツリジャパンでも毎月オススメの奇祭を紹介する連載記事を書いている。
・田邊さん(いちばん左)
1夏で30を超える盆踊りを訪れる「盆踊ラー」。東京の盆踊り界では有名人で、夏に盆踊りに行けば会える確率がかなり高い。もともと地域活性化の仕事をしており、地域の交流の場としてお祭りに関心を持ち、のめり込んでいく。
ちなみに、「大人のおつまみ」の愛好家でもあり、日頃からスーパーで購入して食べているそう。
・アネッテさん(左から2人目)
日本のお祭りをこよなく愛するノルウェー人。日本だけでなく世界のお祭りも訪れる。今年の夏にはパプアニューギニアのお祭りにも訪れている。
学生時代に日本を訪れ日本のお祭りに魅了される。
・池ちゃん(右から2人目)
オマツリジャパンのメンバー。子供と一緒にお祭りに遊びにいくお祭りパパ。
夏には青森県や茨城県のお祭りに子供と一緒に参加。
一同)それでは、わっしょーい!(乾杯の挨拶)
MAC)さあ、何味から食べようか?!
田邊)やっぱりビールには枝豆かな?
池ちゃん)もうビールとマリアージュしてくれと言ってる様なもんだよね。笑
田邊)中は小分けされているんね!これは食べやすい。
MAC)枝豆感がしっかり出ているね!
アネッテ)美味しいね〜
池ちゃん)枝豆の味がしっかりしているし、ビールと合うね。
田邊)そうだね、ビールとのマッチングはさすがだね。
MAC)何も考えずにどんどん食べられちゃう。
アネッテ)これは食べやすいね。
池ちゃん)田邊さんは今年の夏だけで何件盆踊り行きました?
田邊)Googleカレンダーに登録しているのだけど、10・・・20・・・
一同)そんなあるんですか?!
田邊)そうね、34か所かな。
でも、同じ踊りに2日行っているパターンあるからね。
MAC)さすが生粋の盆踊ラー!
アネッテ)じゃあ、その中で一番の盆踊りは?
田邊)一番は地元三鷹台の盆踊りかな。コインパーキングを利用して2日間やるんだけど、商店街の方や学生が屋台の運営をしている地元手作りなお祭り。そこでやる地元手作り感ある盆踊りが一番かな。
田邊)ちなみにお祭りの完成度としては池袋の「ニュー盆踊り」かな。
毎年7月3連休に池袋西口で開催される「にゅー盆踊り」
田邊)もともとは「コンドルズ」というバンドのメンバーである近藤良平さんが豊島区に住んでいて、地元を盛り上げるために始まったんだよね。
田邊)盆踊りの輪の周りにいる人たちも巻き込んでいくのが面白いよ。
アネッテ)このお祭り行きたいけど、まだ行けてない!
MAC)これは来年行きましょう!
田邊)毎年開催地になっていた池袋西口広場がこれから工事になるから、来年がどうなるかは確認が必要ですよ。
一同)やっぱり枝豆は美味しいね。ビールとも合う!
田邊)何も違和感なく食べ終わっちゃった。笑
MAC)じゃあ、ビールに合いそうシリーズで「塩わさび」行きますか!
田邊)おお、結構これは辛いね。
池ちゃん)ワサビ感が強い!
アネッテ)結構辛いけど、美味しい。
池ちゃん)これもビールと結構合うね。
田邊)そうだね、おつまみらしさが出ているし、ビールと一緒でも合うね。
MAC)ビールだけじゃなくて、日本酒とも会うかな。あとで試してみよう!
田邊)ちなみに、アネッテさんはわさびの辛さ大丈夫なの?
アネッテ)私は全然大丈夫だよ!これも美味しい。
MAC)そうなんだ!
アネッテ)ノルウェーでも数年前から寿司が流行って、その影響でみんな食べるようになったかな。
田邊)MACさんに聞きたいんだけど、そもそも奇祭と普通のお祭りって具体的な違いってあるの?
MAC)具体的にないよ。主催者が「天下の奇祭」と言えば奇祭になる。
愛知県は特に「天下の奇祭」と謳っているお祭りが多いかな。
福島県の奇祭「松明あかし」に参加した時のMAC
池ちゃん)愛知県?
MAC)そうそう、例えば「うじ虫祭り」とかね。
アネッテ)なにそれ、どんなお祭り?!
MAC)正式名称は若葉祭。山車が5台出るお祭りだけど、囃子方と言われる方がところかまわず「うじ虫」の様に寝転がることからそう言われているよ。
田邊)知らなかったなー。
池ちゃん)MACさんって奇祭をどうやって探してるの?
MAC)ひたすらGoogle検索かな。「11月 奇祭」とか。笑
一同)笑
〜話は弾み、おつまみのペースも上がっていく〜
池ちゃん)わさびもあっという間に終わっちゃった。
MAC)今の所、ビールと2つが会うのはわかったね。
アネッテ)そうだねー!どちらかというと、私は枝豆の方がビールと合うかなと思った!
田邊)次のおつまみを行ってみる?
MAC)お酒も赤ワインに変えてみよう。
アネッテ)赤ワインに合いそうなおつまみはどれだろう?
田邊)えび黒こしょうは僕もいつも食べているよ。
池ちゃん)これは安定感ありそうだね!
アネッテ)これはさっきより辛くないね。
池ちゃん)そうだね、さっきのわさびが結構まだ残ってる。笑
MAC)でも、黒胡椒の味もしっかりしているね。
田邊)そうでしょ!桜海老の風味がするね。
田邊)えび黒こしょうはやっぱり美味しいね。
池ちゃん)僕これ今の所一番好きかも。
MAC)赤ワインとも合うね!今回のワインは甘いけど、フルボディとかでも合う気がするなー。
池ちゃん)そうだね、ワインとの相性も良いね!
田邊)ビールと一緒でも美味しい気がするね。
アネッテ)私もワインとこの味の組み合わせが好きだなー。
池ちゃん)MACさんの次に行ってみたいお祭りは?
MAC)秩父の鉄砲祭りかな。鉄砲がバンバンってなって、その間を馬がバーッと走っていくのお祭りだよ。
一同)???!
田邊)も、もうちょい丁寧に教えて。汗
MAC)境内で、鉄砲を打ち鳴らし、その間で馬が一気に駆け上がるお祭りだよ。
秩父では、秩父夜祭が締めではなくて鉄砲まつりが1年の締めなんだよ。
池ちゃん)MACさん、今年の夏は宮崎の日向ひょっとこ踊り行きましたよね?
MAC)そうね。あのお祭りは良かった!
宮崎県日向市で毎年8月上旬に開催されるお祭り。
MAC)東京では盆踊りや阿波踊りが流行っているけど、次はひょっとこ踊りのブームが訪れるよ!
アネッテ)え、それはどんな踊り?
MAC)仮面の踊りで、狐・おかめ・ひょっとこが登場する踊りだよ。老若男女誰でも踊れる。
田邊)これチーム毎のプラカードあるんだ!笑
MAC)全国大会あるからね!単純だけど、上手い・下手が出るんだよ。
池ちゃん)子供も出てくるんだね。
一同)これ、今度チーム作って出ようよ!
アネッテ)黒胡椒はすごく美味しかったなー!
MAC)赤ワインとの組み合わせも良かったね。
池ちゃん)じゃあ、次行ってみようか!
MAC)これはピーナッツが入ってないんだね!
田邊)おっ、案外しょっぱくない!
池ちゃん)マヨネーズの味が良いね。
アネッテ)これはどのお酒と合うかな?
田邊)なんでも合うんじゃないかな?!
MAC)赤ワインとは相性良いね。ただ、違うお酒にもチャレンジしたい。
池ちゃん)日本酒とかいいんじゃないかな?!
田邊)日本酒とマヨネーズ?!
MAC)日本酒とマヨネーズの組み合わせは珍しいね。
池ちゃん)いや、これ結構相性良いよ!
アネッテ)これ、普通にお酒なくても食べられるよねー
田邊)わかる!結構、夕方とかに仕事しながら食べちゃいそう。
アネッテ)今年の夏は岐阜県の郡上おどりに参加したよ。
毎年夏に33夜開催され、その内4日間は徹夜で踊る。毎年6月に青山でも開催
詳細はこちら:https://omatsurijapan.com/search/m/525/
アネッテ)朝まで徹夜踊りに参加して、昼は橋からに飛び込んだよ。
田邊)え、どゆこと?
MAC)郡上八幡には、吉田川と橋があって地元の人がそこから飛び込む場所があるんだよ。
田邊)ああ、阪神の優勝した時に飛び込むところでしょ?
MAC)それは道頓堀や!
池ちゃん)どのくらいの高さ?
アネッテ)12mだから、2階建ての建物位かなー
昨年、川越祭りに参加した際のアネッテさん
池ちゃん)そういえば、ノルウェーのお祭りってどんなものがある?
アネッテ)5月の建国記念日には、パレードが行われるよ。
MAC)どんなパレードなの?
アネッテ)ノルウェーには沖縄の浴衣のように、地域ごとに模様・デザインが違う民族衣装が200種類ぐらいあるの。
パレードの際には、みんなが自分の民族衣装を着て参加するよ。
一同)へぇー!
田邊)残るは、「えびカレー味」
ポリポリッ
アネッテ)あ、これは私のfavoriteではないかなー
田邊)え?そんなに辛くはないけどな。
池ちゃん)これは、日本酒とは絶望的に合わないかも。。
田邊)そうだね、日本酒とは違うね。でもビールでもないよな。
田邊)サワーとの相性は良いかも。
池ちゃん)え、カレーってビールじゃない?!
田邊)カレー食べながらビールってあまり聞かなくない?!
MAC)白ワインがいいんじゃない?!
MAC)白ワインとの組み合わせは美味しいね。
アネッテ)うーん、個人的にはこれは少し違うなー。。
池ちゃん)そうなんだ。ワインとの組み合わせは結構合うなー
MAC)池ちゃんは子供とお祭りに行くんだよね?
池ちゃん)子供を連れてどのお祭りでも行くよ!
MAC)すごいね!
田邊)最近の子供受けするお祭りって何だろう?
池ちゃん)うーん、踊り系のお祭りは子供は苦手かも。
やっぱり、どのお祭りでも射的や金魚すくいをやりたがるかなー
MAC)やっぱりそうなんだねー
池ちゃん)あと、最近流行っているのは電球ソーダだよね。
MAC)あれ、最近増えてきているよね。
田邊)池ちゃんの今年ベスト夏祭りは?
池ちゃん)僕が行ったのは沖縄エイサーかな。現地まで行ったけど最高だった!
田邊)やっぱり東京で見るのとは違う?
池ちゃん)間近で見られるのが良いよね。大勢の太鼓の音で地面が揺れるよ。
MAC)さあ、これで全部食べ終わったね!
田邊)どれが良かった?
アネッテ)やっぱり、私はカレーが合わないかな。好きなのは、エビ黒コショウかな。
MAC)そうね、これはなんでも合うね。
田邊)万人ウケするやつだね。ちなみにMACさんは?
MAC)塩わさびかなー。結構ワサビ感がすごいけど。逆に田邊さんは?
田邊)そうだね、何も考えずにずっと食べられる枝豆かな。
MAC)あんまりカレーは辛さがないかなー。
池ちゃん)僕もエビ黒コショウかな。
田邊)意外と食べ比べをする順番も重要だったかもね。
MAC)確かに!わさびを序盤で食べたから、次のえび黒こしょうが少しインパクト薄くなっちゃったし。
池ちゃん)ちなみに、お酒との組み合わせだとどうだった?
アネッテ)ビールと枝豆の組み合わせは美味しかったなー!
田邊)そうだね、あれは良かった。
池ちゃん)黒こしょうと赤ワインの組み合わせが良かったなー。
池ちゃん)日本酒とマヨかりの組み合わせも意外と好きだったかも。
MAC)赤ワインと黒こしょうの組み合わせは好きだった。
田邊)わさびとの組み合わせは?
アネッテ)ビールが良かったよ!あと、日本酒とも会うと思った。
田邊)あ、確かにわさびと日本酒の組み合わせいいねー。
MAC)エビかりの組み合わせが難しいね。
池ちゃん)今回のお酒の中にはないけど、甘い飲み物がいいかも。
MAC)ラッシーとかね!
田邊)アルコール以外の飲み物でもこのおつまみたちは合いそうだよね。
MAC)わさびとかどう?
メンバー)そうだなー、理想の上司かな。
池ちゃん)だいぶ遊び尽くした感あるよね。
アネッテ)付き合うなら枝豆、結婚するならエビ黒コショウかな!
2時間近く続いたマリアージュ座談会。
最後は、オマツリジャパンの仕事終わりのメンバーも合流して自分の一押しを再度検討。
そして、一押しを一斉に指差しすることに。
MAC)では、いくよー!
わっしょい、しょい!
今回参加いただいた4名の方で最後記念撮影!
・若葉祭: https://omatsurijapan.com/search/m/1604/
・日向ひょっとこ:https://omatsurijapan.com/search/m/416/
―MACさんの現地レポート: https://omatsurijapan.com/blog/hyottoko/
・郡上おどり:https://omatsurijapan.com/search/m/525/
・沖縄全島エイサー祭り:https://omatsurijapan.com/search/m/1507/
―池ちゃんの現地レポート:https://omatsurijapan.com/blog/eisa_2018/